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Linux上に、UNO拡張機能を開発するための環境を構築したので、こんどは、Windows上で、UNO拡張機能を開発するための環境を構築しよう。
分かった。
第1に、LibreOfficeをインストールする。. . . パッケージファイルは、LibreOfficeのダウンロード用Webページからダウンロードできる。インストールはこのパッケージファイルを使って始められる。
オーケー。
インストールが終わったら、LibreOfficeのプログラムディレクトリ(ここでは、LibreOfficeをD:\LibreOfficeにインストールしたので、D:\LibreOffice\program)をOSのコマンドパスに追加する。
それは必要なのか?LibreOfficeを動作させるのに、OSコマンドパスを設定する必要はないだろう。
そう、LibreOffice SDKのツール群を正しく動作させるためには必要だ。LibreOffice SDK のツール群は、OSコマンドパスからLibreOfficeのdllを見つける。
ほほう、分かった。
これは、2016年10月時点では以下の手順で行なえる(Windows 10のユーザーインターフェースは時折変わるので、これらの手順は以後変更になるかもしれない)。. . . システム全体で有効なように設定する(Administrator権限が必要)には、スタートボタンを右クリックする−>「コントロールパネル」をクリックする−>「システム」をクリックする−>「システムの詳細設定」をクリックする−>「環境変数」をクリックする−>「システム環境変数」部で変数Pathを編集して、LibreOfficeのプログラムディレクトリを含むようにする−>「OK」を複数回クリックして設定を確定させる。. . . 現在ログイン中ユーザーだけに設定するには、スタートボタンを右クリックする−>「コントロールパネル」をクリックする−>「ユーザー アカウント」をクリックする−>「環境変数の変更」をクリックする−>「ユーザー環境変数」部で変数Pathを編集して、LibreOfficeのプログラムディレクトリを含むようにする−>「OK」を複数回クリックして設定を確定させる。
興味本位で聞くが、Apache OpenOfficeはどのようにインストールできるのか?
Apache OpenOfficeとそのSDKのパッケージがApache OpenOfficeのダウンロードWebページからダウンロードでき、これらのパッケージを使ってインストールできる。
分かった。
第2に、LibreOffice SDKをインストールする。. . . パッケージファイルは、LibreOfficeのダウンロード用Webページからダウンロードできる。インストールはこのパッケージファイルを使って始められる。
オーケー。
第3に、Oracle JDKをインストールする。. . . パッケージファイルは、Oracle JDKのダウンロード用Webページからダウンロードできる。インストールはこのパッケージファイルを使って始められる。
オーケー。
インストールが終わったら、JDKのバイナリディレクトリをOSのコマンドパスに追加し、必要な環境変数を1つ設定する。これは、2016年10月時点では以下の手順で行なえる(Windows 10のユーザーインターフェースは時折変わるので、これらの手順は以後変更になるかもしれない)。. . . システム全体で有効なように設定する(Administrator権限が必要)には、スタートボタンを右クリックする−>「コントロールパネル」をクリックする−>「システム」をクリックする−>「システムの詳細設定」をクリックする−>「環境変数」をクリックする−>「システム環境変数」部で変数JAVA_HOMEをJDKのディレクトリの値で追加する−>「システム環境変数」部で変数Pathを編集して、%JAVA_HOME%\binを含むようにする−>「OK」を複数回クリックして設定を確定させる。. . . 現在ログイン中ユーザーだけに設定するには、スタートボタンを右クリックする−>「コントロールパネル」をクリックする−>「ユーザー アカウント」をクリックする−>「環境変数の変更」をクリックする−>「ユーザー環境変数」部で変数JAVA_HOMEをJDKのディレクトリの値で追加する−>「ユーザー環境変数」部で変数Pathを編集または追加して、%JAVA_HOME%\binを含むようにする−>「OK」を複数回クリックして設定を確定させる。. . . 新たにターミナルを開くと、設定が、ターミナルの環境に反映されているはずだ。
分かった。
第4に、Antをインストールする。Antを使わない場合は、これは不要だ。. . . Antは、Antのダウンロード用Webページからダウンロードできる。ここでは、バイナリのみ版zipファイルをダウンロードする。任意のディレクトリ(ここでは、D:\Antとした)を作成し、ダウンロードしたzipファイルをそこに展開する。
分かった。
次に、AntのバイナリディレクトリをOSのコマンドパスに追加し、必要な環境変数を1つ設定する。ここでは、OSコマンドパスと環境変数を、現在ログイン中ユーザーのみに設定する。これは、2016年10月時点では以下の手順で行なえる(Windows 10のユーザーインターフェースは時折変わるので、これらの手順は以後変更になるかもしれない)。または、それらを他の任意の方法で設定する。. . . 設定するには、スタートボタンを右クリックする−>「コントロールパネル」をクリックする−>「ユーザー アカウント」をクリックする−>「環境変数の変更」をクリックする−>「ユーザー環境変数」部で変数ANT_HOMEをAntのディレクトリの値(ここでは、D:\Ant\apache-ant-1.9.6)で追加する−>「ユーザー環境変数」部で変数Pathを編集または追加して、%ANT_HOME%\binを含むようにする−>「OK」を複数回クリックして設定を確定させる。. . . 新たにターミナルを開くと、設定が、ターミナルの環境に反映されているはずだ。
分かった。
第5に、Gradleをインストールする。Gradleを使わない場合は、これは不要だ。. . . Gradleは、Gradleのダウンロード用Webページからダウンロードできる。 ここでは、バイナリのみ版をダウンロードする。任意のディレクトリ(ここでは、D:\Gradleとした)を作成し、ダウンロードしたzipファイルをそこに展開する。
オーケー。
次に、GradleのバイナリディレクトリをOSのコマンドパスに追加し、必要な環境変数を1つ設定する。ここでは、OSコマンドパスと環境変数を、現在ログイン中ユーザーのみに設定する。これは、2016年10月時点では以下の手順で行なえる(Windows 10のユーザーインターフェースは時折変わるので、これらの手順は以後変更になるかもしれない)。または、それらを他の任意の方法で設定する。. . . 設定するには、スタートボタンを右クリックする−>「コントロールパネル」をクリックする−>「ユーザー アカウント」をクリックする−>「環境変数の変更」をクリックする−>「ユーザー環境変数」部で変数GRADLE_HOMEをGradleのディレクトリの値(ここでは、D:\Gradle\gradle-3.1)で追加する−>「ユーザー環境変数」部で変数Pathを編集または追加して、%GRADLE_HOME%\binを含むようにする−>「OK」を複数回クリックして設定を確定させる。. . . 新たにターミナルを開くと、設定が、ターミナルの環境に反映されているはずだ。
オーケー。
第6に、LibreOfficeが使用するJavaランタイムを設定する。. . . これは以下のように設定できる(LibreOfficeのユーザーインターフェースはその言語設定によって変わる。ここでは「英語の場合(日本語の場合)」の形で表記)。LibreOffice Calcを起動する−>メニューの「Tools(ツール)」をクリックする−>「Options(オプション)」をクリックする−>「Advanced(詳細)」をクリックする−>「Use a Java runtime environment(Java実行環境を使用)」にチェックを入れる−>先ほどインストールしたOracle JRE(パブリックまたはJDKプライベート)を選択する−>「OK」をクリックする。
JDKプライベートJREとパブリックJREというのは何か?
JDKプライベートJREとは、JDKの中に含まれたJREであり、JDKと一緒にインストールされる。パブリックJREとは、JDKの外にインストールされるJREのことだ(JDKのインストーラでオプションとしてパブリックJREもインストールできるが、その場合もそのJREはJDKの外にある)。
ふーむ。. .
これで、Windows上でUNO拡張機能を開発する環境ができた。
- The Document Foundation. (n/a). LibreOffice Fresh. Retrieved from https://www.libreoffice.org/download/libreoffice-fresh/
- The Apache Software Foundation. (n/a). Apache OpenOffice - Downloads. Retrieved from http://openoffice.apache.org/downloads.html
- Oracle. (n/a). Java SE Downloads. Retrieved from http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
- The Apache Software Foundation. (n/a). Binary Distributions. Retrieved from http://ant.apache.org/bindownload.cgi
- Gradle Inc. (n/a). Download Gradle 3.1. Retrieved from https://gradle.org/gradle-download/