2019年1月20日日曜日

22: UNOディスパッチコマンド'.uno:ScenarioManager'の仕様

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要約


UNOディスパッチコマンド'.uno:ScenarioManager'のURL、説明、引数、結果情報、関連情報(コマンド実行から取得できる)が記述されています。

話題


About: UNO (Universal Network Objects)
About: LibreOffice
About: Apache OpenOffice

この記事の目次


開始コンテキスト


  • 読者は、UNOディスパッチコマンドとは何かおよびそれらの呼び方(各コマンドのURLと引数が分かっていれば)を知っている。

ターゲットコンテキスト



  • 読者は、当該UNOディスパッチコマンドの仕様を知る。

イントロダクション


'オリエンテーション'は、'開始コンテキスト'内に立っていないか、'ターゲットコンテキスト'に乗り気でないか、またはその両方の通りすがりの人のために意図されたものです。そこには新たな技術情報はなにも含まれておらず、オリエンテーションなど要らない人は、これを読みとばしても、記事の理解に支障はありません。



オリエンテーション


JavaでUNOディスパッチコマンドを実行してその実行から入手可能な全情報を取得する方法を説明する記事があります(いくつかの他のプログラミング言語用の記事は将来公開されます)。

このシリーズでこれまでに挙げたUNOディスパッチコマンドのCalc用一覧があります。


本体


1: 仕様


URL: .uno:ScenarioManager

説明: このコマンドは、選択されているセル範囲(複数セルからなっていなければならない)に対して、シナリオを作成するか(全てのオプション("Display border(外枠を表示)"、"Copy back(元の値に戻す(※これは誤訳です。正しくは、'セルの変更値をカレントシナリオに反映する'です))"、"Copy entire sheet(シート全体をコピー)"、"Prevent changes(変更を禁止)")がオフで作成される)、シナリオ作成ダイアログを表示するか(選択されているセル範囲がシナリオシート("Copy entire sheet(シート全体をコピー)"をオンにしてシナリオを作成することにより作成されるシート)上にない場合)、選択されているセル範囲のシナリオシートのシナリオを拡張します(選択されているセル範囲がシナリオシート上にある場合)。

引数(タイプはUNOのデータタイプ):

名前タイプ
Namestring作成されるシナリオの名前。もし、その名前のシナリオが既に存在していれば、新たなシナリオは、自動的につけられた名前で作成される。シナリオ作成ダイアログを表示するか、あるシナリオを拡張するには、引数はなにも(この引数を含め)指定しない。
Commentstring作成されるシナリオのコメント。シナリオ作成ダイアログを表示するか、あるシナリオを拡張するには、引数はなにも(この引数を含め)指定しない。

関連情報(com.sun.star.frame.FeatureStateEvent.Stateの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

なし。

結果情報(com.sun.star.frame.DispatchResultEvent.Resultの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

タイプ
N/Avoid

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