要約
UNOディスパッチコマンド'.uno:PasteOnlyFormula'のURL、説明、引数、結果情報、関連情報(コマンド実行から取得できる)が記述されています。
話題
About: UNO (Universal Network Objects)
About: LibreOffice
About: Apache OpenOffice
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、UNOディスパッチコマンドとは何かおよびそれらの呼び方(各コマンドのURLと引数が分かっていれば)を知っている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、当該UNOディスパッチコマンドの仕様を知る。
イントロダクション
'オリエンテーション'は、'開始コンテキスト'内に立っていないか、'ターゲットコンテキスト'に乗り気でないか、またはその両方の通りすがりの人のために意図されたものです。そこには新たな技術情報はなにも含まれておらず、オリエンテーションなど要らない人は、これを読みとばしても、記事の理解に支障はありません。
オリエンテーション
Javaまたは C++でUNOディスパッチコマンドを実行してその実行から入手可能な全情報を取得する方法を説明する記事があります( いくつかの他のプログラミング言語用の記事は将来公開されます)。
このシリーズでこれまでに挙げたUNOディスパッチコマンドのCalc用一覧があります。
本体
1: 仕様
URL: .uno:PasteOnlyFormula
説明: もし、コピー済のデータがフォーミュラセルデータであれば、このコマンドは、そのフォーミュラを、カレントスプレッドシートに、データのフォーマット無しでペーストします。もし、コピー済のデータが非フォーミュラセルデータであれば、このコマンドは、カレントセルのデータを除去します。もし、コピー済のデータが非セルデータ(例えば、プレーンな文字列、たとえ、それが'= A1 + A2'のような文字列だったとしても)であれば、このコマンドは、何もペーストしません。
引数(タイプはUNOのデータタイプ):
なし。
関連情報(com.sun.star.frame.FeatureStateEvent.Stateの値)(タイプはUNOのデータタイプ):
なし。
結果情報(com.sun.star.frame.DispatchResultEvent.Resultの値)(タイプはUNOのデータタイプ):
タイプ | 値 |
---|---|
long | 結果ステータス: 1 -> コピー済データがセル(フォーミュラであろうがなかろうが)データである、0 -> コピー済データがセルデータでない |
<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>