2019年10月13日日曜日

82: UNOディスパッチコマンド'.uno:ChangeCaseToToggleCase'の仕様

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

Title: 82: UNOディスパッチコマンド'.uno:ChangeCaseToToggleCase'の仕様


要約


UNOディスパッチコマンド'.uno:ChangeCaseToToggleCase'のURL、説明、引数、結果情報、関連情報(コマンド実行から取得できる)が記述されています。

話題


About: UNO (Universal Network Objects)
About: LibreOffice
About: Apache OpenOffice

この記事の目次


開始コンテキスト


  • 読者は、UNOディスパッチコマンドとは何かおよびそれらの呼び方(各コマンドのURLと引数が分かっていれば)を知っている。

ターゲットコンテキスト


  • 読者は、当該UNOディスパッチコマンドの仕様を知る。

イントロダクション


'オリエンテーション'は、'開始コンテキスト'内に立っていないか、'ターゲットコンテキスト'に乗り気でないか、またはその両方の通りすがりの人のために意図されたものです。そこには新たな技術情報はなにも含まれておらず、オリエンテーションなど要らない人は、これを読みとばしても、記事の理解に支障はありません。



オリエンテーション


JavaでUNOディスパッチコマンドを実行してその実行から入手可能な全情報を取得する方法を説明する記事があります(いくつかの他のプログラミング言語用の記事は将来公開されます)。

このシリーズでこれまでに挙げたUNOディスパッチコマンドのCalc用一覧があります。


本体


1: 仕様


URL: .uno:ChangeCaseToToggleCase

説明: このコマンドは、処理対象文字群のそれぞれの大文字小文字を変換します。処理対象文字群は以下のように決められます: あるセルが'セル全体にフォーカスがある'モードにある場合、そのセルの全文字が処理対象文字です; あるセルが'セルコンテンツが編集される'モードにあるか、あるセルが'コメントが編集されている'モードにあるか、ある図形オブジェクトが'コンテンツが編集されている'モードにある場合、もし、コンテンツの内のある文字列部分が選択されているならば、その選択された全ての文字が処理対象文字であり、もし、どの文字列部分も選択されていなければ、もし、テキストカーソルがある単語の直前または中に位置していれば、その単語の全文字が処理対象文字であり、そうでなければ、どの文字も処理対象文字ではありません。

引数(タイプはUNOのデータタイプ):

なし。

関連情報(com.sun.star.frame.FeatureStateEvent.Stateの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

なし。

結果情報(com.sun.star.frame.DispatchResultEvent.Resultの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

タイプ
N/Avoid

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>