2020年1月26日日曜日

103: UNOディスパッチコマンド'.uno:SetDocumentProperties'の仕様

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要約


UNOディスパッチコマンド'.uno:SetDocumentProperties'のURL、説明、引数、結果情報、関連情報(コマンド実行から取得できる)が記述されています。

話題


About: UNO (Universal Network Objects)
About: LibreOffice
About: Apache OpenOffice

この記事の目次


開始コンテキスト


  • 読者は、UNOディスパッチコマンドとは何かおよびそれらの呼び方(各コマンドのURLと引数が分かっていれば)を知っている。

ターゲットコンテキスト



  • 読者は、当該UNOディスパッチコマンドの仕様を知る。

イントロダクション


'オリエンテーション'は、'開始コンテキスト'内に立っていないか、'ターゲットコンテキスト'に乗り気でないか、またはその両方の通りすがりの人のために意図されたものです。そこには新たな技術情報はなにも含まれておらず、オリエンテーションなど要らない人は、これを読みとばしても、記事の理解に支障はありません。



オリエンテーション


JavaでUNOディスパッチコマンドを実行してその実行から入手可能な全情報を取得する方法を説明する記事があります(いくつかの他のプログラミング言語用の記事は将来公開されます)。

このシリーズでこれまでに挙げたUNOディスパッチコマンドのアプリケーション基盤用一覧およびCalc用一覧があります。


本体


1: 仕様


URL: .uno:SetDocumentProperties

説明: このコマンドは、当該ドキュメントのプロパティ群をセットします。

引数(タイプはUNOのデータタイプ):

名前タイプ
Properties.UseUserDataboolean当該ドキュメントがユーザーデータを格納するか否か
Properties.DeleteUserDatabooleanユーザーデータが当該ドキュメントから削除されるか否か
Properties.Titlestringドキュメントタイトル
Properties.Subjectstringドキュメント主題
Properties.KeyWordsstringドキュメントキーワード群
Properties.Descriptionstringドキュメント説明
Properties.AutoReloadbooleanリードオンリーモードでオープンされている際に当該ドキュメントが自動的にリロードされるか否か
Properties.AutoReloadTimelong自動リロードインターバル(秒)
Properties.AutoReloadURLstring自動リロードURL
Properties.AutoReloadFramestring自動リロードフレームの名前

関連情報(com.sun.star.frame.FeatureStateEvent.Stateの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

なし。

結果情報(com.sun.star.frame.DispatchResultEvent.Resultの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

タイプ
N/Avoid

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