動機
指定されたハイパーリンクを、カレント選択によって決定される何かにセットするUNOディスパッチコマンド
話題
About: UNO (Universal Network Objects)
About: LibreOffice
About: Apache OpenOffice
About: Calc
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、UNOディスパッチコマンドとは何かおよびそれらの呼び方(各コマンドのURLと引数が分かっていれば)を知っている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、当該UNOディスパッチコマンドの仕様を知る。
オリエンテーション
JavaでUNOディスパッチコマンドを実行してその実行から入手可能な全情報を取得する方法を説明する記事があります(いくつかの他のプログラミング言語用の記事は将来公開されます)。
このシリーズでこれまでに挙げたUNOディスパッチコマンドのアプリケーション基盤用一覧およびCalc用一覧があります。
本体
1: 仕様
URL: .uno:SetHyperlink
説明: このコマンドは、指定されたハイパーリンクを、カレント選択によって決定される何かにセットします。ある文字列が選択されている場合は、その文字列がその何かです; テキストカーソルがあるテキストエリア(あるセルの中といった)にあって文字列が選択されていない場合は、テキストカーソルの前に挿入される新たな文字列がその何かです; 図形のようなグラフィックオブジェクトが選択されている場合は、そのグラフィックオブジェクトがその何かです。
引数(タイプはUNOのデータタイプ):
名前 | タイプ | 値 |
---|---|---|
Hyperlink.Text | string | 当該ハイパーリンクの表現テキスト |
Hyperlink.URL | string | 当該ハイパーリンクのURL |
Hyperlink.Target | string | 当該ハイパーリンクをオープンする際のターゲットフレームの名前: '_top'、'_parent'、'_blank'、'_self'といった特殊名を使用可能 |
Hyperlink.Name | string | 当該ハイパーリンクの名前 |
Hyperlink.Type | short | 当該ハイパーリンクの表現タイプ: '1' -> テキスト、'2' -> ボタン |
関連情報(com.sun.star.frame.FeatureStateEvent.Stateの値)(タイプはUNOのデータタイプ):
タイプ | 値 |
---|---|
N/A | void |
結果情報(com.sun.star.frame.DispatchResultEvent.Resultの値)(タイプはUNOのデータタイプ):
タイプ | 値 |
---|---|
N/A | void |
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