2020年7月19日日曜日

141: Calc '.uno:ChangePrintArea'の仕様

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動機


当該スプレッドシートの、印刷対象エリア群、繰り返し印刷される行群エリア、繰り返し印刷される列群エリアをセットするUNOディスパッチコマンド

話題


About: UNO (Universal Network Objects)
About: LibreOffice
About: Apache OpenOffice
About: Calc

この記事の目次


開始コンテキスト


  • 読者は、UNOディスパッチコマンドとは何かおよびそれらの呼び方(各コマンドのURLと引数が分かっていれば)を知っている。

ターゲットコンテキスト



  • 読者は、当該UNOディスパッチコマンドの仕様を知る。

オリエンテーション


JavaでUNOディスパッチコマンドを実行してその実行から入手可能な全情報を取得する方法を説明する記事があります(いくつかの他のプログラミング言語用の記事は将来公開されます)。

このシリーズでこれまでに挙げたUNOディスパッチコマンドのアプリケーション基盤用一覧およびCalc用一覧があります。


本体


1: 仕様


URL: .uno:ChangePrintArea

説明: このコマンドは、当該スプレッドシートの、印刷対象エリア群、繰り返し印刷される行群エリア、繰り返し印刷される列群エリアを、指定されたエリア群にセットします。

引数(タイプはUNOのデータタイプ):

名前タイプ
PrintAreastring印刷対象エリア群指定、例えば、'$A$1:$C$5,$A11:$C$15'
PrintRepeatRowstring繰り返し印刷される行群エリア指定、例えば、'$1:$2'('$1'の代わりに'$1:$1'を使わなければならない)
PrintRepeatColstring繰り返し印刷される列群エリア指定、例えば、'$A:$B' ('$A'の代わりに'$A:$A'を使わなければならない)

関連情報(com.sun.star.frame.FeatureStateEvent.Stateの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

タイプ
N/Avoid

結果情報(com.sun.star.frame.DispatchResultEvent.Resultの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

タイプ
N/Avoid

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