2026年1月25日日曜日

1586: リニアリーオーダードセット(線形順序集合)に対して、非空ファイナイト(有限)サブセット(部分集合)はマキシマム(最大)およびミニマム(最小)を持つ

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リニアリーオーダードセット(線形順序集合)に対して、非空ファイナイト(有限)サブセット(部分集合)はマキシマム(最大)およびミニマム(最小)を持つことの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のリニアリーオーダードセット(線形順序集合)に対して、任意の非空ファイナイト(有限)サブセット(部分集合)はマキシマム(最大)およびミニマム(最小)を持つという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(S'\): \(\in \{\text{ 全てのリニアリーオーダードセット(線形順序集合)たち }\}\)で、任意のリニアオーダリング(線形順序)\(\lt'\)を持つもの
\(S\): \(\in \{S' \text{ の非空ファイナイト(有限)サブセット(部分集合)たち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(\exists Max (S)\)
\(\land\)
\(\exists Min (S)\)
//


2: 注


本命題は当然のことと広く想定されているが、それを厳密に証明しよう。


3: 証明


全体戦略: それを、\(S\)のカーディナリティ(濃度)に関してインダクティブ(帰納的)に証明する; ステップ1: \(\vert S \vert = 1\)である時に本命題が成立することを見る; ステップ2: \(1 \le \vert S \vert \le n - 1\)に対して本命題が成立すると仮定し、\(\vert S \vert = n\)に対して本命題が成立することを見る; ステップ3: 本命題を結論する。

ステップ0:

\(S\)はあるリニアリーオーダードセット(線形順序集合)である、リニアリーオーダードセット(線形順序集合)のサブセット(部分集合)でインデュースト(誘導された)リニアオーダリング(線形順序)を持つものの定義によって。

したがって、\(S\)でインデュースト(誘導された)リニアオーダリング(線形順序)\(\lt\)を持つもののことを考える。

ステップ1:

\(\vert S \vert = 1\)としよう。

\(S = \{s_1\}\)。

\(s_1\)はマキシマム(最大)である、なぜなら、\(\forall s \in S \setminus \{s_1\} (s \lt s_1)\)は空虚に成立する。

\(s_1\)はミニマム(最小)である、なぜなら、\(\forall s \in S \setminus \{s_1\} (s_1 \lt s)\)は空虚に成立する。

ステップ2:

本命題は、\(1 \le \vert S \vert \le n - 1\)に対して成立すると仮定しよう。

\(\vert S \vert = n\)であると仮定しよう。

\(S = \{s_1, ..., s_{n - 1}, s_n\}\)。

\(\{s_1, ..., s_{n - 1}\}\)はマキシマム(最大)\(s'\)を持つ。

\(s' \lt s_n\)または\(s_n \lt s'\)、なぜなら、\(S\)はリニアリーオーダード(線形順序付き)である。

\(s' \lt s_n\)である時、各\(s'' \in \{s_1, ..., s_{n - 1}\}\)に対して、\(s'' \le s' \lt s_n\)、したがって、\(s'' \lt s_n\)、したがって、\(s_n\)は\(S\)のマキシマム(最大)である。

\(s_n \lt s'\)である時、各\(s'' \in \{s_1, ..., s_{n - 1}\}\)に対して、\(s'' \le s'\)および\(s_n \lt s'\)、したがって、\(s'\)は\(S\)のマキシマム(最大)である。

したがって、\(S\)はマキシマム(最大)を持つ、いずれにせよ。

\(\{s_1, ..., s_{n - 1}\}\)はミニマム(最小)\(s'\)を持つ。

\(s_n \lt s'\)または\(s' \lt s_n\)、なぜなら、\(S\)はリニアリーオーダード(線形順序付き)である。

\(s_n \lt s'\)である時、各\(s'' \in \{s_1, ..., s_{n - 1}\}\)に対して、\(s_n \lt s' \le s''\)、したがって、\(s_n \lt s''\)、したがって、\(s_n\)は\(S\)のミニマム(最小)である。

\(s' \lt s_n\)である時、各\(s'' \in \{s_1, ..., s_{n - 1}\}\)に対して、\(s' \le s''\)および\(s' \lt s_n\)、したがって、\(s'\)は\(S\)のミニマム(最小)である。

したがって、\(S\)はミニマム(最小)を持つ、いずれにせよ。

ステップ3:

したがって、インダクションプリンシプル(帰納法)によって、\(S\)は、\(\vert S \vert \in \mathbb{N} \setminus \{0\}\)である時いつもマキシマム(最大)およびミニマム(最小)を持つ。


参考資料


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