2021年5月30日日曜日

190: アプリケーション基盤 '.uno:Save'

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カレントドキュメントを元のファイルURLへ保存するUNOディスパッチコマンド

話題


About: UNO (Universal Network Objects)
About: LibreOffice
About: Apache OpenOffice

この記事の目次


開始コンテキスト


  • 読者は、UNOディスパッチコマンドとは何かおよびそれらの呼び方(各コマンドのURLと引数が分かっていれば)を知っている。

ターゲットコンテキスト



  • 読者は、当該UNOディスパッチコマンドの仕様を知る。

オリエンテーション


JavaC++C#PythonLibreOfficeまたはApache OpenOffice BasicでUNOディスパッチコマンドを実行してその実行から入手可能な全情報を取得する方法を説明する記事があります。

このシリーズでこれまでに挙げたUNOディスパッチコマンドのアプリケーション基盤用一覧Writer用一覧Calc用一覧があります。


本体


1: 仕様


URL: .uno:Save

説明: このコマンドは、カレントドキュメントを、元のファイルURLへ保存します(バージョンとして保存することも可能)。

引数(タイプはUNOのデータタイプ):

名前タイプ
VersionCommentstringバージョンコメント(バージョンとして保存する場合)または空白(バージョンとして保存しない場合)
Authorstring無効であるようです
DontTerminateEditboolean'セルコンテンツが編集される'モードに留まる(そのモードにあれば)
NoFileSyncbooleanファイルはストレージへ同期されない

関連情報(com.sun.star.frame.FeatureStateEvent.Stateの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

タイプ
string'~Save'というリテラル
N/Anull

結果情報(com.sun.star.frame.DispatchResultEvent.Resultの値)(タイプはUNOのデータタイプ):

場合タイプ
コマンド実行が成功したboolean'true'
その他N/Avoid

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