2023年4月16日日曜日

254: セット(集合)のカーディナリティ(濃度)の'ポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)'乗はカーディナリティ(濃度)の当該数回積である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

セット(集合)のカーディナリティ(濃度)の'ポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)'乗はカーディナリティ(濃度)の当該数回積であることの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のセット(集合)のカーディナリティ(濃度)に対して、当該カーディナリティ(濃度)の任意の'ポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)乗は当該カーディナリティ(濃度)の当該ナチュラルナンバー(自然数)回積であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(S\): \(\in \{\text{ 全てのセット(集合)たち }\}\)
\(n\): \(\in \mathbb{N} \setminus \{0\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\((Card (S))^n = Card (S) ... Card (S)\)、それは、\(n\)回積
//


2: 注


本命題はそれほど明らかなものではない、なぜなら、\((Card (S))^n\)は、\(n\)回積として定義されてはおらず、\(\{f \in Pow (n \times S) \vert f: n \to S\}\)のカーディナリティ(濃度)として定義されている。

本命題がゆえに、\((Card (S))^n\)は、\(n\)回積とみなすことができるようになる。


3: 証明


全体戦略: それをインダクティブ(帰納的)に証明する; ステップ1: それは\(n = 1\)に対して成立することを見る; ステップ2: それは\(n = n'\)、ここで、\(1 \le n'\)、に対して成立すると仮定し、それは\(n = n' + 1\)に対して成立ことを見る; ステップ3: 本命題を結論する。

ステップ1:

\(n = 1\)に対して、\((Card (S))^n = Card (S)\)、なぜなら、それは、ファンクション(関数)たちのセット(集合)\(F:= \{f \in Pow (1 \times S) \vert f: 1 \to S\}\)、ここで、\(1 = \{0\}\)、のカーディナリティ(濃度)である。

ステップ2:

\(n = n'\)、ここで、\(n' \in \mathbb{N} \setminus \{0\}\)で\(1 \le n'\)は任意、に対して、\((Card (S))^n = Card (S) ... Card (S)\)、それは、\(n\)回積、であると仮定しよう。

\((Card (S))^{n + 1}\)は、ファンクション(関数)たちのセット(集合)\(F:= \{f \in Pow ((n + 1) \times S) \vert f: (n + 1) \to S\}\)のカーディナリティ(濃度)である。

任意の\(f \in F\)は、\(f = f' \cup \{\langle n + 1, s \rangle\}\)、ここで、\(f'\)は任意の\(f' \in F':= \{f' \in Pow (n \times S) \vert f': n \to S\}\)で\(s\)は任意の\(s \in S\)、である。

他方で、\((Card (S))^n Card (S) = Card (F') Card (S) = Card (F' \times S)\)、カーディナリティ(濃度)たちのアリスメティック(代数)の定義によって。

\(F' \times S\)の任意の要素は、\(\langle f', s \rangle\)、ここで、\(f'\)は任意の\(f' \in F'\)で\(s\)は任意の\(s \in S\)、である。

バイジェクション(全単射)\(g: F \to F' \times S, f' \cup \{\langle n + 1, s \rangle\} \mapsto \langle f', s \rangle\)がある、したがって、\((Card (S))^{n + 1} = Card (F) = Card (F' \times S) = Card (F') Card (S) = Card (S) ... Card (S)\)、それは、\(n + 1\)回積である。

ステップ3:

したがって、インダクションプリンシプル(帰納法)によって、任意のナチュラルナンバー(自然数)\(n\)に対して、\((Card (S))^n = Card (S) ... Card (S)\)、それは、\(n\)回積、である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>