2023年10月29日日曜日

399: 'インディペンデントバリアブル(独立変数)'-バリュー(値)ペアたちデータに対して、オリジン(原点)を通過する近似ライン(直線)でバリュー(値)差異スクウェア(2乗)たち計最小を持つものを選ぶことはバリュー(値)たちベクトルをインディペンデントバリアブル(独立変数)たちベクトルライン(直線)へプロジェクト(射影)することに等しい

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'インディペンデントバリアブル(独立変数)'-バリュー(値)ペアたちデータに対して、オリジン(原点)を通過する近似ライン(直線)でバリュー(値)差異スクウェア(2乗)たち計最小を持つものを選ぶことはバリュー(値)たちベクトルをインディペンデントバリアブル(独立変数)たちベクトルライン(直線)へプロジェクト(射影)することに等しいことの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の'インディペンデントバリアブル(独立変数)'-バリュー(値)ペアたちデータに対して、オリジン(原点)を通過する近似ライン(直線)でバリュー(値)差異スクウェア(2乗)たち計最小を持つものを選ぶことは、\(\mathbb{R}^n\)空間内にて当該バリュー(値)たちベクトルを当該インディペンデントバリアブル(独立変数)たちベクトルライン(直線)へプロジェクト(射影)することに等しいという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意の'インディペンデントバリアブル(独立変数)'-バリュー(値)ペアたちデータ\((x_1, y_1), (x_2, y_2), ..., (x_n, y_n)\)に対して、オリジン(原点)を通過する以下を満たす近似ライン(直線)\(y = s x\)、つまり、バリュー(値)差異スクウェア(2乗)たち計\(S := \sum_{i} (y_i - s x_i)^2\)が最小である、を選ぶことは、\(\mathbb{R}^n\)スペース(空間)内にて当該バリュー(値)たちベクトル\((y_1, y_2, ..., y_n)\)を当該インディペンデントバリアブル(独立変数)たちベクトルライン(直線)\(t (x_1, x_2, ..., x_n)\)へプロジェクト(射影)することに等しい、それが意味することは、\(s\)は当該プロジェクション(射影)の長さに等しいということ。


2: 証明


\(s\)を決定しよう。\(\frac{d S}{d s} = 0\)を取ろう。\(\frac{d S}{d s} = \sum_{i} (- 2 (y_i - s x_i) x_i) = 0\)。\(\sum_{i} (y_i x_i) = s \sum_{i} x_i^2\)。\(s = (\sum_{i} (y_i x_i)) (\sum_{i} x_i^2)^{-1}\)。

当該プロジェクション(射影)を取ろう。\((x_1, x_2, ..., x_n)\)と\((y_1, y_2, ..., y_n)\)のインナープロダクト(直積)は\(\sum_{i} (y_i x_i) = (\sum_{i} x_i^2)^{2^{-1}} (\sum_{i} y_i^2)^{2^{-1}} cos \theta\)、ここで、\(\theta\)は当該ベクトルたち間の角度、そして、当該プロジェクション(射影)の長さは\(l = (\sum_{i} y_i^2)^{2^{-1}} cos \theta = (\sum_{i} y_i^2)^{2^{-1}} \sum_{i} (y_i x_i) ((\sum_{i} x_i^2)^{2^{-1}})^{-1} ((\sum_{i} y_i^2)^{2^{-1}})^{-1} = \sum_{i} (y_i x_i) ((\sum_{i} x_i^2)^{2^{-1}})^{-1}\)である。

したがって、\(l = s\)、それが、本命題が意味していることである。

当該プロジェクション(射影)は、\((\sum_{i} (y_i x_i)) ((\sum_{i} x_i^2)^{2^{-1}})^{-1} ((\sum_{i} x_i^2)^{2^{-1}})^{-1} (x_1, x_2, ..., x_n) = (\sum_{i} (y_i x_i)) ((\sum_{i} x_i^2)^{2^{-1}})^{-2} (x_1, x_2, ..., x_n) = (\sum_{i} (y_i x_i)) (\sum_{i} x_i^2)^{-1} (x_1, x_2, ..., x_n)\)である。


参考資料


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