2023年11月5日日曜日

401: \(T_1\)トポロジカルスペース(空間)上にて、ポイントはサブセット(部分集合)の\(\omega\)-アキューミュレーションポイント(集積点)である、もしも、それがサブセット(部分集合)のアキューミュレーションポイント(集積点)である場合、そしてその場合に限って

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\(T_1\)トポロジカルスペース(空間)上にて、ポイントはサブセット(部分集合)の\(\omega\)-アキューミュレーションポイント(集積点)である、もしも、それがサブセット(部分集合)のアキューミュレーションポイント(集積点)である場合、そしてその場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の\(T_1\)トポロジカルスペース(空間)上にて、任意のポイントは任意のサブセット(部分集合)の\(\omega\)-アキューミュレーションポイント(集積点)である、もしも、当該ポイントは当該サブセット(部分集合)のアキューミュレーションポイント(集積点)である場合、そしてその場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(T\): \(\in \{\text{ 全ての } T_1 \text{ トポロジカルスペース(空間)たち }\}\)
\(S\): \(\subseteq T\)
\(t\): \(\in T\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(t \in \{S \text{ の全ての } \omega \text{ -アキューミュレーションポイント(集積点)たち }\}\)
\(\iff\)
\(t \in \{S \text{ の全てのアキューミュレーションポイント(集積点)たち }\}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(t\)は\(S\)のアキュームレーションポイント(集積点)であると仮定する; ステップ2: \(t\)の任意のオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_t\)を取り、\(t_1 \in U_t \cap (S \setminus \{t\})\)であることを見、\(t\)の以下を満たすあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{t, 1}\)、つまり、\(t_1 \notin U_{t, 1}\)、を取り、\(t_2 \in U_t \cap U_{t, 1} \cap (S \setminus \{t\})\)であることを見る、等々と続く; ステップ3: \(t\)は\(S\)の\(\omega\)-アキュームレーションポイント(集積点)であると仮定する; ステップ4: \(t\)は\(S\)のアキュームレーションポイント(集積点)であることを見る。

ステップ1:

\(t\)は\(S\)のアキュームレーションポイント(集積点)であると仮定しよう。

ステップ2:

\(U_t \subseteq T\)を\(t\)の任意のオープンネイバーフッド(開近傍)であるとしよう。

ある\(t_1 \in U_t \cap (S \setminus \{t\})\)がある、なぜなら、\(t\)は\(S\)のアキュームレーションポイント(集積点)である。

\(t \neq t_1\)。

したがって、\(t\)の以下を満たすあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{t, 1} \subseteq T\)、つまり、\(t_1 \notin U_{t, 1}\)、がある、なぜなら、\(T\)は\(T_1\)である。

\(U_t \cap U_{t, 1}\)は\(t\)のオープンネイバーフッド(開近傍)である、したがって、ある\(t_2 \in U_t \cap U_{t, 1} \cap (S \setminus \{t\})\)がある、なぜなら、\(t\)は\(S\)のアキュームレーションポイント(集積点)である。

\(t_1 \neq t_2\)、なぜなら、\(t_2 \in U_{t, 1}\)、その一方で、\(t_1 \notin U_{t, 1}\)。

\(\{t_1, t_2\} \subseteq U_t \cap (S \setminus \{t\})\)。

\(t \neq t_2\)で、\(t\)の以下を満たすあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{t, 2} \subseteq T\)、つまり、\(t_2 \notin U_{t, 2}\)、がある、なぜなら、\(T\)は\(T_1\)である。

ここまでのところで、ある互いに異なる\(\{t_1, t_2\}\)および以下を満たす\(\{U_{t, 1}, U_{t, 2}\}\)、つまり、\(\{t_1, t_2\} \subseteq U_t \cap (S \setminus \{t\})\)および\(t_1, t_2 \notin U_{t, 1} \cap U_{t, 2}\)、を得た。

ある互いに異なる\(\{t_1, ..., t_n\}\)および以下を満たす\(\{U_{t, 1}, ..., U_{t, n}\}\)、つまり、\(\{t_1, ..., t_n\} \subseteq U_t \cap (S \setminus \{t\})\)および\(t_1, ..., t_n \notin U_{t, 1} \cap ... \cap U_{t, n}\)、があると仮定しよう。

\(U_t \cap U_{t, 1} \cap ... \cap U_{t, n}\)は\(t\)のオープンネイバーフッド(開近傍)である、したがって、ある\(t_{n + 1} \in U_t \cap U_{t, 1} \cap ... \cap U_{t, n} \cap (S \setminus \{t\})\)がある、なぜなら、\(t\)は\(S\)のアキュームレーションポイント(集積点)である。

\(\{t_1, ..., t_{n + 1}\}\)は互いに異なる、なぜなら、\(t_{n + 1} \in U_{t, 1} \cap ... \cap U_{t, n}\)、その一方で、\(t_j \notin U_{t, 1} \cap ... \cap U_{t, n}\)、各\(j \in \{1, ..., n\}\)に対して。

\(t \neq t_{n + 1}\)で、\(t\)の以下を満たすあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{t, n + 1} \subseteq T\)、つまり、\(t_{n + 1} \notin U_{t, n + 1}\)、がある、なぜなら、\(T\)は\(T_1\)である。

したがって、互いに異なる\(\{t_1, ..., t_{n + 1}\}\)および以下を満たす\(\{U_{t, 1}, ..., U_{t, n + 1}\}\)、つまり、\(\{t_1, ..., t_{n + 1}\} \subseteq U_t \cap (S \setminus \{t\})\)および\(t_1, ..., t_{n + 1} \notin U_{t, 1} \cap ... \cap U_{t, n + 1}\)、を得た。

したがって、\(U_t \cap (S \setminus \{t\})\)は、少なくともカウンタブル(可算)にインフィニット(無限)なポイントたちを持つ。

したがって、\(t\)は\(S\)の\(\omega\)-アキュームレーションポイント(集積点)である。

ステップ3:

\(t\)は\(S\)の\(\omega\)-アキュームレーションポイント(集積点)であると仮定しよう。

ステップ4:

\(t\)の各オープンネイバーフッド(開近傍)\(U_t \subseteq T\)に対して、\(U_t \cap (S \setminus \{t\}) \neq \emptyset\)。

したがって、\(t\)は\(S\)のアキュームレーションポイント(集積点)である。


参考資料


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