2024年7月21日日曜日

691: サージェクション(全射)たちのファイナイト(有限)コンポジション(合成)は必ずしもサージェクション(全射)ではない

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サージェクション(全射)たちのファイナイト(有限)コンポジション(合成)は必ずしもサージェクション(全射)ではないことの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、サージェクション(全射)たちのあるファイナイト(有限)コンポジション(合成)は必ずしもサージェクション(全射)ではないという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
{S1,...,Sn}: Sj{ 全てのセット(集合)たち }
{S1,...,Sn}: Sj{ 全てのセット(集合)たち }
{f1,...,fn}: fj:SjSj, { 全てのサージェクション(全射)たち }
//

ステートメント(言明)たち:
j{1,...,n1}(SjSj+1)
¬
fn...f1:S1Sn{ 全てのサージェクション(全射)たち }
//


2: 自然言語記述


任意のセット(集合)たち{S1,...,Sn}、任意のセット(集合)たち{S1,...,Sn}、以下を満たす任意のサージェクション(全射)たち{f1,...,fn}、つまり、fj:SjSj、に対して、もしも、各j{1,...,n1}に対して SjSj+1である場合、fn...f1:S1Snは必ずしもサージェクション(全射)ではない。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: n=2S1S2のケースで、ある反例を示す。

ステップ1:

ある反例を示せば十分である。

n=2としよう。S1={1}S1={2}S2={2,3}S2={4,5}f1:12f2:24,35としよう。

f2f1はサージェクション(全射)でない、なぜなら、5S1の何らの要素からもマップされない。


4: 注


ひっかけだと思われるかもしれないが、コンポジション(合成)は、第1マップ(写像)のコドメイン(余域)が第2マップ(写像)のドメイン(定義域)に等しくなくても可能であることを思い出すべきだ。

インジェクション(単射)たちの任意のファイナイト(有限)コンポジション(合成)はインジェクション(単射)であるという命題と比較のこと、それは、第1マップのコドメイン(余域)が第2マップ(写像)のドメイン(定義域)に等しくない時でも成立する。

サージェクション(全射)たちの任意のファイナイト(有限)コンポジション(合成)はサージェクション(全射)である、もしも、構成要素サージェクション(全射)たちのコドメイン(余域)たちが、引き続くサージェクション(全射)たちのドメイン(定義域)たちに等しい場合、という命題と比較のこと。


参考資料


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