2022年7月24日日曜日

322: レギュラーサブマニフォールド(多様体)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)はベースC^\inftyマニフォールド(多様体)の、特定のコディメンジョン(余次元)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

レギュラーサブマニフォールド(多様体)上のチャートはアダプティングチャートの拡張であるレギュラーサブマニフォールド(多様体)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)はベース\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)の、特定のコディメンジョン(余次元)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)であることの記述/証明

話題


About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)の任意のレギュラーサブマニフォールド(多様体)の任意のレギュラーサブマニフォールド(多様体)は、ベースマニフォールド(多様体)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)であり、そのコディメンジョン(余次元)はサブマニフォールド(多様体)のコディメンジョン(余次元)プラス孫サブマニフォールド(多様体)の子サブマニフォールド(多様体)に対するコディメンジョン(余次元)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意の\(n\)次元\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)\(M\)、\(M\)の任意の\(n_1\)次元レギュラーサブマニフォールド(多様体)\(M_1 \subseteq M\)、\(M_1\)の任意の\(n_2\)次元レギュラーサブマニフォールド(多様体)\(M_2 \subseteq M_1\)に対して、\(M_2\)は\(M\)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)であり、コディメンジョン(余次元)は\((n - n_1) + (n_1 - n_2) = n - n_2\)である。


2: 証明


\(M_2\)は\(M_1\)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)であるので、任意のポイント\(p \in M_2\)の周りに\(M_1\)上のアダプテッドチャート\((U'_p, \phi')\)がある、ここで\(U'_p \subseteq M_1\)で、\((U'_p \cap M_2, \phi'|_{U'_p \cap M_2})\)は\(M_2\)上のアダプティングチャート。

任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)の任意のレギュラーサブマニフォールド(多様体)上の任意のチャートは、あるアダプティングチャートの拡張であるという命題によって、\((U'_p, \phi')\)はアダプティングチャート\((U''_p \cap M_1, \phi''|_{U''_p \cap M_1})\)の拡張である、ここで\(U''_p \subseteq M\)。

\(\phi''(U''_p)\)の、\(n_1 + 1\) ~ \(n\)コンポーネントたちを0にしたものは\(\phi'' (U''_p \cap M_1)\)に等しい、しかし、\((U''_p \cap M_1, \phi''|_{U''_p \cap M_1})\)は\((U'_p, \phi')\)の限定なので、\(\phi'' (U''_p \cap M_1 \cap M_2)\)は\(\phi'' (U''_p \cap M_1)\)の、\(n_2 + 1\) ~ \(n_1\)コンポーネントたちを0にしたものに等しい、しかし、\(\phi'' (U''_p \cap M_1)\)は\(\phi''(U''_p)\)の、\(n_1 + 1\) ~ \(n\)コンポーネントたちを0にしたものに等しいので、\(\phi'' (U''_p \cap M_1 \cap M_2)\)は\(\phi'' (U''_p)\)の、\(n_2 + 1\) ~ \(n_1, n_1 + 1\) ~ \(n\)コンポーネントたちを0にしたものに等しい、なぜなら、\(n_2 + 1\) ~ \(n\)コンポーネントたちの1つが0でない任意の\(p' \in \phi'' (U''_p)\)は\(\phi'' (U''_p \cap M_1 \cap M_2)\)上になく、全\(n_2 + 1\) ~ \(n\)コンポーネントたちが0である任意の\(p' \in \phi'' (U''_p)\)は\(\phi'' (U''_p \cap M_1 \cap M_2)\)上にあるから。

任意の\(p \in M_2\)の周りにアダプティングチャート\((U''_p \cap M_2, \phi''|_{U''_p \cap M_2})\)がある(\((U''_p, \phi'')\)が対応する\(M\)上アダプテッドチャート)ので, \(M_2\)は\(M\)のレギュラーサブマニフォールド(多様体)であり、そのコディメンジョン(余次元)は\(n - n_2 = (n - n_1) + (n_1 - n_2)\)である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>