2022年8月14日日曜日

334: ティーチェ拡張定理の逆

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ティーチェ拡張定理の逆の記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)
About: マップ(写像)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、ティーチェ拡張定理の逆: 任意のトポロジカルスペース(空間)はノーマル(正規)である、もしも、任意のクローズドセット(閉集合)から\(\mathbb{R}\)への任意のコンティヌアス(連続)マップ(写像)がトポロジカルスペース(空間)全体へのコンティヌアス(連続)な拡張を持つ場合、の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のトポロジカルスペース(空間)\(T\)に対して、もしも、任意のクローズドセット(閉集合)から\(\mathbb{R}\)への任意のコンティヌアス(連続)マップ(写像)\(f: C \rightarrow \mathbb{R}\)が、あるコンティヌアス(連続)な拡張\(\overline{f}: T \rightarrow \mathbb{R}をもつ場合、\overline{f}|_{C} = f\), \(T\)はノーマル(正規)である。


2: 証明


任意のクローズドセット(閉集合)から\(\mathbb{R}\)への任意のコンティヌアス(連続)マップ(写像)\(f: C \rightarrow \mathbb{R}\)が、あるコンティヌアス(連続)な拡張\(\overline{f}: T \rightarrow \mathbb{R}\)を持っていると仮定する。任意のディスジョイント(互いに素な)クローズドセット(閉集合)\(C_1, C_2 \subseteq T, C_1 \cap C_2 = \emptyset\)を考える。あるコンティヌアス(連続)なマップ(写像)\(f: C_1 \cup C_2 \rightarrow \mathbb{R}\)を以下を満たすように考える、つまり、任意の\(p \in C_1\)に対して、\(f (p) = -1\); 任意の\(p \in C_2\)に対して、\(f (p) = 1\)。\(f\)はコンティヌアス(連続)である、なぜなら、\(\{C_1, C_2\}\)は\(C_1 \cup C_2\)のクローズド(閉)カバーであり、\(f|_{C_1}\)および\(f|_{C_2}\)はコンティヌアス(連続)であり、トポロジカルスペース(空間)間の任意のマップ(写像)はコンティヌアス(連続)である、もしも、そのマップ(写像)の、あるクローズドカバー(閉被覆)の中の各クローズドセット(閉集合)へのドメイン(定義域)リストリクション(制限)がコンティヌアス(連続)である場合という命題による。あるコンティヌアス(連続)な拡張\(\overline{f}\)がある。\(U_1 := {\overline{f}}^{-1} ( (-\infty, 0))\)および(U_2 := {\overline{f}}^{-1} ( (0, \infty))\)を定義するが、それらはオープン(開)である、オープンセット(開集合)のコンティヌアス(連続)マップ(写像)下のプリイメージ(前像)として。\(U_1\)および\(U_2\)はディスジョイント(互いに素)である、任意のディスジョイント(互いに素)なサブセット(部分集合)たちの任意のマップ(写像)下のプリイメージ(前像)たちはディスジョイント(互いに素)であるという命題によって。\(C_1 \subseteq U_1\)および\(C_2 \subseteq U_2\)。したがって、\(U_1\)および\(U_2\)は、\(C_1\)および\(C_2\)のディスジョイント(互いに素)なネイバーフッド(近傍)たちである。\(C_1\)および\(C_2\)は恣意的だから、任意の2つのディスジョイント(互いに素)なクローズドセット(閉集合)たちは、ディスジョイント(互いに素)なネイバーフッド(近傍)たちを持つが、それは、ノーマル(正規)であることの定義である。


参考資料


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