2022年11月13日日曜日

392: サブセット(部分集合)のマップ(写像)後のプリイメージ(前像)のコンポジション(合成)はアイデンティカル(恒等)である、もしも、それが引数セット(集合)に包含されている場合、そしてその場合に限って

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サブセット(部分集合)のマップ(写像)後のプリイメージ(前像)のコンポジション(合成)はアイデンティカル(恒等)である、もしも、それが引数セット(集合)に包含されている場合、そしてその場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のマップ(写像)に対して、任意のサブセット(部分集合)のマップ(写像)後のプリイメージ(前像)のコンポジション(合成)はアイデンティカル(恒等)である、もしも、それが引数セット(集合)に包含されている場合、そしてその場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のセット(集合)たち\(S_1, S_2\)、任意のマップ(写像)\(f: S_1 \rightarrow S_2\)、任意のサブセット(部分集合)\(S_3 \subseteq S_1\)に対して、\(f^{-1} \circ f (S_3) = S_3\)、もしも、\(f^{-1} \circ f (S_3) \subseteq S_3\)である場合、そしてその場合に限って。


2: 証明


\(f^{-1} \circ f (S_3) \subseteq S_3\)だと仮定する。任意の\(p \in f^{-1} \circ f (S_3)\)に対して、\(p \in S_3\)。任意の\(p \in S_3\)に対して、\(f (p) \in f (S_3)\)、それが意味するのは、\(p \in f^{-1} \circ f (S_3)\)、プリイメージ(前像)の定義によって。

\(f^{-1} \circ f (S_3) = S_3\)だと仮定する。\(f^{-1} \circ f (S_3) \subseteq S_3\)。


3: 注


不注意に、当該条件をチェックすることなく、\(f^{-1} \circ f (S_3) = S_3\)だと結論しないことが重要である。


参考資料


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