2022年11月6日日曜日

387: トポロジカルスペース(空間)間マップ(写像)はコンティヌアス(連続)である、もしも、ドメイン(定義域)のオープンカバー(開被覆)の各オープンセット(開集合)への、マップ(写像)のドメイン(定義域)リストリクション(制限)がコンティヌアス(連続)である場合

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トポロジカルスペース(空間)間マップ(写像)はコンティヌアス(連続)である、もしも、ドメイン(定義域)のオープンカバー(開被覆)の各オープンセット(開集合)への、マップ(写像)のドメイン(定義域)リストリクション(制限)がコンティヌアス(連続)である場合、ことの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)間マップ(写像)はコンティヌアス(連続)である、もしも、そのマップ(写像)の、ドメイン(定義域)の、アンカウンタブル(不可算)でもよいあるオープンカバー(開被覆)の各オープンセット(開集合)、への、ドメイン(定義域)リストリクション(制限)がコンティヌアス(連続)である場合、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のトポロジカルスペース(空間)たち\(T_1, T_2\)、任意のマップ(写像)\(f: T_1 \rightarrow T_2\)に対して、もしも、以下を満たす、\(T_1\)のオープンカバー(開被覆)\(\{U_\alpha \subseteq T_1\}, \cup_{\alpha} U_\alpha = T_1\)、つまり、各\(f|_{U_\alpha}: U_\alpha \rightarrow T_2\)がコンティヌアス(連続)である、がある場合、\(f\)はコンティヌアス(連続)である。


2: 証明


任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T_2\)に対して、\({f|_{U_\alpha}}^{-1} (U)\)は、\(U_\alpha\)上でオープン(開)であり、\(T_1\)上でそうである、任意のオープン(開)トポロジカルサブスペース(部分空間)上の任意のオープンセット(開集合)はベーススペース(空間)上でオープン(開)であるという命題によって。\(f^{-1} (U) = \cup_\alpha {f|_{U_\alpha}}^{-1} (U)\)、なぜなら、任意の\(p \in f^{-1} (U)\)に対して、\(f (p) \in U\)、しかし、\(p \in \cup_\alpha U_\alpha\)、したがって、ある\(\alpha\)に対して\(f|_{U_\alpha} (p) \in U\)、\(p \in {f|_{U_\alpha}}^{-1} (U)\); 任意の\(p \in \cup_\alpha {f|_{U_\alpha}}^{-1} (U)\)に対して、ある\(\alpha\)に対して\(p \in {f|_{U_\alpha}}^{-1} (U)\)、したがって、\(f|_{U_\alpha} (p) \in U\)、したがって、\(f (p) \in U\)、したがって、\(p \in f^{-1} (U)\)。したがって、\(f^{-1} (U)\)は、オープンセット(開集合)たちのユニオン(和集合)としてオープンである。


参考資料


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