2023年2月12日日曜日

200: 2ポイントたちのトポロジカルパスコネクテッド(連結された)性はイクイバレンスリレーション(等価関係)である

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2ポイントたちのトポロジカルパスコネクテッド(連結された)性はイクイバレンスリレーション(等価関係)であることの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、2ポイントたちのトポロジカルパスコネクテッド(連結された)性はイクイバレンスリレーション(等価関係)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のトポロジカルスペース(空間)\(T\)に対して、2ポイントたちのパスコネクテッド(連結された)性はイクイバレンスリレーション(等価関係)である。


2: 証明


任意の2ポイントたちは任意のトポロジカルスペース(空間)上でパスコネクテッド(連結された)である(連結されている)、もしも、2ポイントたちをコネクト(連結)するあるパスが当該トポロジカルスペース(空間)上にある場合、そしてその場合に限ってという命題によって、\(T\)上のあるパスを挙げさえすればよい、2つの関心ポイントたちがパスコネクテッド(連結された)である(連結されている)と証明するためには。

任意のポイント\(p \in T\)に対して、\(p\)と\(p\)はパスコネクテッド(連結された)である、なぜなら、コンスタントに\(p\)へマップするカーブ\(\lambda: [0, 1] \rightarrow T\)はパスであるから。

パスコネクテッド(連結された)である任意のポイントたち\(p_1, p_2 \in T\)に対して、\(p_2\)と\(p_1\)はパスコネクテッド(連結された)である、なぜなら、あるパス\(\lambda: [0, 1] \rightarrow T\)、ここで、\(\lambda (0) = p_1\)および\(\lambda (1) = p_2\)、があり、したがって、それに対応するパス\({\lambda}': [0, 1] \rightarrow [0, 1] \rightarrow T\)、ここで、その前半\([0, 1] \rightarrow [0, 1]\)は\(r \mapsto 1 - r\)でその後半\([0, 1] \rightarrow T\)は\(\lambda\)、があり、コンティニュアス(連続)マップ(写像)たちの合成としてコンティニュアス(連続)であり、\({\lambda}' (0) = p_2\)および\({\lambda}' (1) = p_1\)。

以下を満たす任意のポイントたち\(p_1, p_2, p_3 \in T\)、つまり、\(p_1\)と\(p_2\)はパスコネクテッド(連結された)であり\(p_2\)と\(p_3\)はパスコネクテッド(連結された)である、に対して、パスたち\({\lambda}_1: [0, 2^{-1}] \rightarrow T\)、ここで、\({\lambda}_1 (0) = p_1\)および\({\lambda}_1 (2^{-1}) = p_2\)、および\({\lambda}_2: [2^{-1}, 1] \rightarrow T\)、ここで、\({\lambda}_2 (2^{-1}) = p_2\)および\({\lambda}_2 (1) = p_3\)、がある。\({\lambda}': [0, 1] \rightarrow T\)を\({\lambda}'|_{[0, 2^{-1}]} = {\lambda}_1\)および\(\lambda'|_{[2^{-1}, 1]} = {\lambda}_2\)を定義しよう。\({\lambda}'\)はコンティニュアス(連続)である、任意のトポロジカルスペース(空間)間マップ(写像)はコンティヌアス(連続)である、もしも、そのマップ(写像)の、ドメイン(定義域)の、ある有限数クローズドカバー(閉被覆)の各クローズドセット(閉集合)、への、ドメイン(定義域)リストリクション(制限)がコンティヌアス(連続)である場合、という命題によって、そして、\({\lambda}' (0) = p_1\)および\({\lambda}' (1) = p_3\)。したがって、\(p_1\)および\(p_3\)はパスコネクテッド(連結された)である。


参考資料


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