2023年7月30日日曜日

333: マッピングシリンダー(円柱)からトポロジカルスペース(空間)の中へのマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、アジャンクション(付加)アタッチング元スペース(空間)からとアジャンクション(付加)アタッチング先スペース(空間)からのインデュースト(導出された)マップ(写像)たちがコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って

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マッピングシリンダー(円柱)からトポロジカルスペース(空間)の中へのマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、アジャンクション(付加)アタッチング元スペース(空間)からとアジャンクション(付加)アタッチング先スペース(空間)からのインデュースト(導出された)マップ(写像)たちがコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のマッピングシリンダー(円柱)に対して、当該マッピングシリンダー(円柱)から任意のトポロジカルスペース(空間)の中への任意のマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、当該アジャンクション(付加)アタッチング元スペース(空間)からのインデュースト(導出された)マップ(写像)と当該アジャンクション(付加)アタッチング先スペース(空間)からのインデュースト(導出された)マップ(写像)がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のトポロジカルスペース(空間)たち\(T_1, T_2, T_3\)、任意のコンティニュアス(連続)マップ(写像)\(f: T_1 \to T_2\)、マッピングシリンダー(円柱)\(M_f := T_2 \cup_{f_0} (T_1 \times I)\)、ここで、\(f_0: T_1 \times \{0\} \to T_2, \langle p, 0 \rangle \mapsto f (p)\)および\(I := [0, 1]\)、任意のマップ(写像)\(f_1: M_f \to T_3\)、インデュースト(導出された)マップ(写像)\(f_2: T_1 \times I \to M_f \to T_3\)、インデュースト(導出された)マップ(写像)\(f_3: T_2 \to M_f \to T_3\)に対して、\(f_1\)はコンティニュアス(連続)、もしも、\(f_2\)および\(f_3\)がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って。


2: 証明


クウォシェント(商)マップ(写像)\(q: T_1 \times I + T_2 \to M_f\)、ここで、任意の\(p \in f_0 (T_1 \times \{0\})\)と\({f_0}^{-1} (p)\)が同定される、がある。\(f_2 = f_1 \circ q\vert_{T_1 \times I}\)および\(f_3 = f_1 \circ q\vert_{T_2}\)、定義たちによって。

任意のサブセット(部分集合)\(S \subseteq T_3\)に対して、\(q^{-1} ({f_1}^{-1} (S)) = {f_2}^{-1} (S) + {f_3}^{-1} (S)\)であることを証明しよう。任意の\(p \in q^{-1} ({f_1}^{-1} (S))\)に対して、\(p \in T_1 \times I\)または\(p \in T_2\)。もしも、\(p \in T_1 \times I\)である場合、\(f_2 (p) \in S\)、なぜなら、\(q (p) \in {f_1}^{-1} (S)\)および\(f_1 \circ q (p) \in S\)、しかし、\(f_2 = f_1 \circ q\vert_{T_1 \times I}\)。もしも、\(p \in T_2\)である場合、\(f_3 (p) \in S\)、なぜなら、\(f_1 \circ q (p) \in S\)、しかし、\(f_3 = f_1 \circ q\vert_{T_2}\)。したがって、\(p \in {f_2}^{-1} (S) + {f_3}^{-1} (S)\)。任意の\(p \in {f_2}^{-1} (S) + {f_3}^{-1} (S)\)に対して、\(f_2 (p) \in S\)または\(f_3 (p) \in S\)、それが意味するのは、\(f_1 \circ q\vert_{T_1 \times I} (p) \in S\)または\(f_1 \circ q\vert_{T_2} (p) \in S\)。したがって、\(f_1 \circ q (p) \in S\)、したがって、\(p \in q^{-1} ({f_1}^{-1} (S))\)。

\(f_2\)および\(f_3\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意のオープンサブセット(開部分集合)\(U \subseteq T_3\)に対して、\({f_1}^{-1} (U)\)は\(M_f\)上でオープン(開)であるか?それは、\(q^{-1} ({f_1}^{-1} (U))\)は\(T_1 \times I + T_2\)上でオープン(開)であるか否かの問題だ、クウォシェント(商)トポロジーの定義によって。\(q^{-1} ({f_1}^{-1} (U)) = {f_2}^{-1} (U) + {f_3}^{-1} (U)\)、上記で証明されたとおり、そして、それは\(T_1 \times I + T_2\)上でオープン(開)である。

\(f_1\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意の\(U \in T_3\)に対して、\(q^{-1} ({f_1}^{-1} (U)) = {f_2}^{-1} (U) + {f_3}^{-1} (U)\)は\(T_1 \times I + T_2\)上でオープン(開)である。\({f_2}^{-1} (U)\)は\(T_1 \times I\)上でオープン(開)であり、\({f_3}^{-1} (U)\)は\(T_2\)上でオープン(開)である。


参考資料


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