2023年8月6日日曜日

339: ノーマル(正規)サブグループ(部分群)に関して、コセット(剰余類)たちのセット(集合)はグループ(群)を形成する

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ノーマル(正規)サブグループ(部分群)に関して、コセット(剰余類)たちのセット(集合)はグループ(群)を形成することの記述/証明

話題


About: グループ(群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のノーマル(正規)サブグループ(部分群)に関して、全コセット(剰余類)たちのセット(集合)は、カノニカル(自然)なマルチプリケーション(乗法)およびインバージョン(逆)を持つグループ(群)を形成するという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のグループ(群)G1、任意のノーマル(正規)サブグループ(部分群)G2G1、左または右コセット(剰余類)マップ(写像)π:G1G1/G2に対して、全コセット(剰余類)たちのセット(集合)G1/G2は、カノニカル(自然)なマルチプリケーション(乗法)、それぞれ、p1G2,p2G2p1p2G2またはG2p1,G2p2G2p1p2、およびカノニカル(自然)なインバース(逆)、それぞれ、pG2p1G2またはG2pG2p1、を持つグループ(群)を形成する。


2: 証明


それを左コセット(剰余類)マップ(写像)に対して証明しよう。 当該マルチプリケーション(乗法)はウェルデファインド(正当に定義されている)こと、それは、p11G2=p12G2かつp21G2=p22G2である時、p11p21G2=p12p22G2であるという問題である、を証明しよう。任意のサブグループ(部分群)に関して、グループ(群)の任意の要素によるコセット(剰余類)はあるコセット(剰余類)に等しい、もしも、当該要素が後者コセット(剰余類)の要素である場合、そしてその場合に限って、それらが左コセット(剰余類)たちであろうが右コセット(剰余類)たちであろうと、という命題によって、それは、p11p21p12p22G2=p12p21G2であるという問題である。あるq1G2に対して、p11=p12q1であるが、p11p21=p12q1p21p12p21G2か?以下を満たすあるqG2、つまり、p12q1p21=p12p21q、があるか?q1p21=p21qp211q1p21=q?はい、なぜなら、G2はノーマル(正規)サブグループ(部分群)であるから。

当該マルチプリケーション(乗法)はアソシアティブ(結合的)である、なぜなら、(p1G2p2G2)p3G3=p1p2G2p3G2=p1p2p3G2=p1G2p2p3G2=p1G2(p2G2p3G2)

当該インバージョン(逆)はウェルデファインド(正当に定義されている)こと、それは、p1G2=p2G2である時、p11G2=p21G2であるという問題である、を証明しよう。任意のサブグループ(部分群)に関して、グループ(群)の任意の要素によるコセット(剰余類)はあるコセット(剰余類)に等しい、もしも、当該要素が後者コセット(剰余類)の要素である場合、そしてその場合に限って、それらが左コセット(剰余類)たちであろうが右コセット(剰余類)たちであろうと、という命題によって、それが、p11p21G2であるという問題である。あるqG2p11=p21qがあるか?あるq1G2に対して、p1=p2q1であるが、p11=q11p21およびp11=q11p21=p21qp2q11p21=q?はい、なぜなら、G2はノーマル(正規)サブグループ(部分群)であるから。

G2はアイデンティ(単位)要素である、なぜなら、G2p1G2=ep1G2=p1G2=p1eG2=p1G2G2

p11G2p1G2のインバース(逆)である、なぜなら、p11G2p1G2=p11p1G2=eG2=G2=eG2=p1p11G2=p1G2p11G2

それを、右コセット(剰余類)マップ(写像)に対して証明しよう。

当該マルチプリケーション(乗法)はウェルデファインド(正当に定義されている)こと、それは、G2p11=G2p12かつG2p21=G2p22である時、G2p11p21=G2p12p22であるという問題である、を証明しよう。任意のサブグループ(部分群)に関して、グループ(群)の任意の要素によるコセット(剰余類)はあるコセット(剰余類)に等しい、もしも、当該要素が後者コセット(剰余類)の要素である場合、そしてその場合に限って、それらが左コセット(剰余類)たちであろうが右コセット(剰余類)たちであろうと、という命題によって、それは、p11p21G2p12p22=G2p11p22であるという問題である。あるq1G2に対して、p21=q1p22であるが、p11p21=p11q1p22G2p11p22?以下を満たすあるqG2、つまり、p11q1p22=qp11p22、があるか?p11q1=qp11p11q1p111=q?はい、なぜなら、G2はノーマル(正規)サブグループ(部分群)であるから。

当該マルチプリケーション(乗法)はアソシアティブ(結合的)である、なぜなら、(G2p1G2p2)G3p3=G2p1p2G2p3=G2p1p2p3=G2p1G2p2p3=G2p1(G2p2G2p3)

当該インバージョン(逆)はウェルデファインド(正当に定義されている)こと、それは、G2p1=G2p2である時、G2p11=G2p21であるという問題である、を証明しよう。任意のサブグループ(部分群)に関して、グループ(群)の任意の要素によるコセット(剰余類)はあるコセット(剰余類)に等しい、もしも、当該要素が後者コセット(剰余類)の要素である場合、そしてその場合に限って、それらが左コセット(剰余類)たちであろうが右コセット(剰余類)たちであろうと、という命題によって、それは、p11G2p21であるという問題である。あるqG2p11=qp21があるか?あるq1G2に対して、p1=q1p2であるが、p11=p21q11およびp11=p21q11=qp21p21q11p2=q?はい、なぜなら、G2はノーマル(正規)サブグループ(部分群)であるから。

G2はアイデンティ(単位)要素である、なぜなら、G2G2p1=G2ep1=G2p1=G2p1e=G2p1G2

G2p11G2p1のインバース(逆)である、なぜなら、G2p11G2p1=G2p11p1=G2e=G2=G2e=G2p1p11=G2p1G2p11


参考資料


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