2023年10月15日日曜日

388: ハウスドルフトポロジカルスペース(空間)および2つのディスジョイント(互いに素な)コンパクトサブセット(部分集合)たちに対して、ディスジョイント(互いに素な)オープン(開)サブセット(部分集合)たちでそれらの各々がコンパクトサブセット(部分集合)を包含するものがある

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

ハウスドルフトポロジカルスペース(空間)および2つのディスジョイント(互いに素な)コンパクトサブセット(部分集合)たちに対して、ディスジョイント(互いに素な)オープン(開)サブセット(部分集合)たちでそれらの各々がコンパクトサブセット(部分集合)を包含するものがあることの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のハウスドルフトポロジカルスペース(空間)およびその任意の2つのディスジョイント(互いに素な)コンパクトサブセット(部分集合)たちに対して、ディスジョイント(互いに素な)オープン(開)サブセット(部分集合)たちでそれらの各々が当該コンパクトサブセット(部分集合)たちの内の1つを包含するものがあるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のハウスドルフトポロジカルスペース(空間)\(T\)および以下を満たす任意のディスジョイント(互いに素な)コンパクトサブセット(部分集合)たち\(S_1, S_2 \subseteq T\)、つまり、\(S_1 \cap S_2 = \emptyset\)、に対して、以下を満たすオープンサブセット(開部分集合)たち\(U_1, U_2 \subseteq T\)、つまり、\(S_i \subseteq U_i\)および\(U_1 \cap U_2 = \emptyset\)、がある。


2: 証明


任意のポイント\(p_{2, \alpha} \in S_2\)に対して、各ポイント\(p_{1, \beta} \in S_1\)に対して、ディスジョイント(互いに素な)オープンネイバーフッド(開近傍)たち\(U_{p_{1, \beta}} \cap U_{p_{2, \alpha, \beta}} = \emptyset\)がある。\(\{U_{p_{1, \beta}}\}\)は\(S_1\)のオープンカバー(開被覆)でありあるファイナイト(有限)サブカバー\(\{U_{p_{1, i}}\}\)を持つ。対応する\(\{U_{p_{2, \alpha, i}}\}\)がある。\(U_{p_{1, \alpha}} := \cup_{i} U_{p_{1, i}}\)および\(U_{p_{2, \alpha}} := \cap U_{p_{2, \alpha, i}}\)、ここで、\(U_{p_{1, \alpha}}\)は\(\alpha\)でインデックス付けされている、なぜなら、それは\(p_{2, \alpha}\)に依存する、を定義しよう。\(U_{p_{i, \alpha}}\)はオープン(開)であり\(U_{p_{2, \alpha}}\)は非空(なぜなら、\(p_{2, \alpha}\)が包含されている)オープン(開)である。\(S_1 \subseteq U_{p_{1, \alpha}}\)および\(U_{p_{1, \alpha}} \cap U_{p_{2, \alpha}} = \emptyset\)、なぜなら、任意の\(p \in U_{p_{2, \alpha}}\)に対して、各\(i\)に対して\(p \in U_{p_{2, \alpha, i}}\)であり各\(i\)に対して\(p \notin U_{p_{1, i}}\)である。

\(\{U_{p_{2, \alpha}}\}\)、ここで、\(\alpha\)が動かされる、は\(S_2\)のオープンカバー(開被覆)でありあるファイナイト(有限)サブカバー\(\{U_{p_{2, i}}\}\)を持ち、対応する\(U_{p_{1, i}}\)がある。\(U_1 := \cap_{i} U_{p_{1, i}}\)および\(U_2 := \cup_{i} U_{p_{2, i}}\)、両方ともオープン(開)、を定義しよう。\(S_1 \subseteq U_1\)および\(S_2 \subseteq U_2\)。\(U_1 \cap U_2 = \emptyset\)、なぜなら、任意の\(p \in U_1\)に対して、各\(i\)に対して\(p \in U_{p_{1, i}}\)であり各\(i\)に対して\(p \notin U_{p_{2, i}}\)である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>