2023年10月8日日曜日

382: サージェクション(全射)下のプリイメージ(前像)はサージェクション(全射)に関してサチュレイテッド(飽和した)である

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サージェクション(全射)下のプリイメージ(前像)はサージェクション(全射)に関してサチュレイテッド(飽和した)であることの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のサージェクション(全射)に対して、任意のコドメイン(余域)サブセット(部分集合)のプリイメージ(前像)は当該サージェクション(全射)に関してサチュレイテッド(飽和した)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のセット(集合)たち\(S_1, S_2\)、任意のサージェクション(全射)\(f: S_1 \rightarrow S_2\)、任意のサブセット(部分集合)\(S_3 \subseteq S_2\)に対して、プリイメージ(前像)\(f^{-1} (S_3)\)は\(f\)に関してサチュレイテッド(飽和した)である、それが意味するのは、\(f^{-1} \circ f (f^{-1} (S_3)) = f^{-1} (S_3)\)。


2: 証明


\(f (f^{-1} (S_3)) = S_3\)、なぜなら、\(f\)はサージェクション(全射である、任意のマップ(写像)に対して、任意のプリイメージ(前像)後のマップ(写像)コンポジション(合成)はアイデンティカル(恒等)である、もしも、引数セット(集合)がマップ(写像)イメージ(像)のサブセット(部分集合)である場合、そしてその場合に限ってという命題によって。したがって、\(f^{-1} \circ f (f^{-1} (S_3)) = f^{-1} (S_3)\)。


参考資料


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