2023年11月12日日曜日

406: %フィールド(体)名%ベクトルたちスペース(空間)

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%フィールド(体)名%ベクトルたちスペース(空間)の定義

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、%フィールド(体)名%ベクトルたちスペース(空間)の定義を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\( F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(*V\): \(\in \{\text{ 全てのセット(集合)たち }\}\)で任意の\(+: V \times V \to V\)(アディション(加法))オペレーションおよび任意の\(.: F \times V \to V\)(スカラーマルチプリケーション(乗法))オペレーションを持つもの
//

コンディションたち:
1) \(\forall v_1, v_2 \in V (v_1 + v_2 \in V)\)(アディション(加法)下のクローズド(閉じている)性)
2) \(\forall v_1, v_2 \in V (v_1 + v_2 = v_2 + v_1)\)(アディション(加法)のコミュータティビティ(可換性))
3) \(\forall v_1, v_2, v_3 \in V ((v_1 + v_2) + v_3 = v_1 + (v_2 + v_3))\)(アディション(加法)たちのアソシアティビティ(結合性))
4) \(\exists 0 \in V (\forall v \in V (v + 0 = v))\)(0要素の存在)
5) \(\forall v \in V (\exists v' \in V (v' + v = 0))\)(インバース(逆)要素の存在)
6) \(\forall v \in V, \forall r \in F (r . v \in V)\)(スカラーマルチプリケーション(乗法)下のクローズド(閉じている)性)
7) \(\forall v \in V, \forall r_1, r_2 \in F ((r_1 + r_2) . v = r_1 . v + r_2 . v)\)(スカラーたちアディション(加法)に対するスカラーマルチプリケーション(乗法)ディストリビュータビリティ(分配性))
8) \(\forall v_1, v_2 \in V, \forall r \in F (r . (v_1 + v_2) = r . v_1 + r . v_2)\)(要素たちアディション(加法)に対するスカラーマルチプリケーションディストリビュータビリティ(分配性))
9) \(\forall v \in V, \forall r_1, r_2 \in F ((r_1 r_2) . v = r_1 . (r_2 . v))\)(スカラーマルチプリケーション(乗法)たちのアソシアティビティ(結合性))
10) \(\forall v \in V (1 . v = v)\)(1マルチプリケーション(乗法)のアイデンティティ(恒等性))

\(V\)の任意の要素は"ベクトル"と呼ばれる。


2: 注


\(.\)は記法としてしばしば省略され、\(r v\)のようになる、\(r . v\)の代わりに。

任意の'リニアナンバー(実数)たちフィールド(体)'ベクトルたちスペース(空間)および任意の'コンプレックスナンバー(複素数)たちフィールド(体)'ベクトルたちスペース(空間)は、それぞれ、しばしばリニア(実)ベクトルたちスペース(空間)およびコンプレックス(複素)ベクトルたちスペース(空間)と呼ばれる。

任意のフィールド(体)はリング(環)であるから、任意のベクトルたちスペース(空間)はモジュールである。

任意のモジュール(加群)でそのリング(環)がフィールド(体)であるものは、ベクトルたちスペース(空間)である、なぜなら、"コンディションたち"たちは実質的に同一である、したがって、当該モジュール(加群)はベクトルたちスペース(空間)に対する"コンディションたち"を満たす。


参考資料


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