2024年1月21日日曜日

458: カバリングマップ(写像)に対して、パスのリバース(反転)のリフトはパスのリフトのリバース(反転)である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

カバリングマップ(写像)に対して、パスのリバース(反転)のリフトはパスのリフトのリバース(反転)であることの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のカバリングマップ(写像)に対して、任意のパスのリバース(反転)のリフトは当該パスのリフトのリバース(反転)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のコネクテッド(連結された)ローカルにパスコネクテッド(連結された)トポロジカルスペース(空間)たち\(T_1, T_2\)、任意のカバリングマップ(写像)\(\pi: T_1 \to T_2\)、それが意味するのは、\(\pi\)はコンティニュアス(連続)でサージェクティブ(全射)で任意のポイント\(p \in T_2\)の周りにあるネイバーフッド(近傍)\(N_p \subseteq T_2\)で\(\pi\)によってイーブンにカバーされているものがある、任意のクローズド(閉)インターバル\(T_3 := [r_1, r_2]\)、任意のパス\(f: T_3 \to T_2\)に対して、任意のポイント\(p_0 \in T_3\)および各ポイント\(p'_0 \in \pi^{-1} (f (p_0))\)に対して、\(f\)のリバース(反転)の以下を満たすリフト\(\widetilde{\overline{f}}: T_3 \to T_1\)、つまり、\(\widetilde{\overline{f}} (r_2 - (p_0 - r_1)) = p'_0\)、は\(f\)の以下を満たすリフトのリバース(反転)\(\overline{\widetilde{f}}\)、つまり、\(\widetilde{f} (p_0) = p'_0\)、である、つまり、\(\widetilde{\overline{f}} = \overline{\widetilde{f}}\)。


2: 証明


\(f\)の以下を満たすユニークなリフト\(\widetilde{f}\)、つまり、\(\widetilde{f} (p_0) = p'_0\)、がある、任意のカバリングマップ(写像)に対して、任意のパスのユニークなリフトが、当該パスドメイン(定義域)上の任意のポイントのパスイメージ(像)のカバリングマップ(写像)プリイメージ(前像)の中の各ポイントに対してあるという命題によって。

任意のパス\(f': [r_1, r_2] \to T\)、ここで、\(T\)は任意のトポロジカルスペース(空間)、に対して、\(\overline{f'} (r) = f' (r_2 - (r - r_1))\)および\(\overline{f'} (r_2 - (r - r_1)) = f' (r)\)、パスのリバース(反転)の定義によって。

\(\overline{\widetilde{f}} (r_2 - (r - r_1)) = \widetilde{f} (r)\)。\(\overline{\widetilde{f}} (r_2 - (p_0 - r_1)) = \widetilde{f} (p_0) = p'_0\)。\(\pi \circ \overline{\widetilde{f}} (r) = \pi \circ \widetilde{f} (r_2 - (r - r_1)) = f (r_2 - (r - r_1)) = \overline{f} (r)\)。\(\overline{f} (r_2 - (p_0 - r_1)) = f (p_0)\)であるので、\(\overline{f}\)の以下を満たすユニークなリフト、つまり\(\widetilde{\overline{f}} (r_2 - (p_0 - r_1)) = p'_0\)、がある、任意のカバリングマップ(写像)に対して、任意のパスのユニークなリフトが、当該パスドメイン(定義域)上の任意のポイントのパスイメージ(像)のカバリングマップ(写像)プリイメージ(前像)の中の各ポイントに対してあるという命題によって、そして、\(\overline{\widetilde{f}}\)はそれでなければならない、したがって、\(\widetilde{\overline{f}} = \overline{\widetilde{f}}\)。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>