2024年6月23日日曜日

638: クオシエント(商)セット(集合)のレプリゼンタティブ(代表)たちセット(集合)

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クオシエント(商)セット(集合)のレプリゼンタティブ(代表)たちセット(集合)の定義

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、クオシエント(商)セット(集合)のレプリゼンタティブ(代表)たちセット(集合)の定義を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\( S\): \(\in \{\text{ 全てのセット(集合)たち }\}\)
\( \sim\): \(\in \{S \text{ 上の全てのイクイバレンスリレーション(同値関係)たち }\}\)
\( S / \sim\): \(= \text{ 当該クオシエント(商)セット(集合) }\)
\( f\): \(S / \sim \to S\)
\(*\overline{S / \sim - f}\): \(= ran f\)
//

コンディションたち:
\(\forall p \in S / \sim (f (p) \in p)\)
//

上記コンディションは、勿論、本当に\(f\)を決定しはしない: それは、単に必要条件である。したがって、\(f\)は、何らかの方法で決定されなければならない: マッピングを実際に指定するか、恣意的なあるマッピングを選択したかと仮定することによって、それは、チョイス(選択)アキシオム(公理)によって可能である。

実のところ、"クオシエント(商)セット(集合)のレプリゼンタティブ(代表)たちセット(集合)"という用語も\(\overline{S / \sim - f}\)という記法も、特に標準ではない: 筆者は、文献に標準的用語も記法も見たことがないので、自ら使用する用途で作り出した。

そうした任意の\(f\)を"レプリゼンタティブ(代表)たちマップ(写像)"と呼ぼう。


2: 自然言語記述


任意のセット(集合)\(S\)、\(S\)上の任意のイクイバレンスリレーション(同値関係)\(\sim\)、クオシエント(商)セット(集合)\( S / \sim\)、以下を満たす任意のマップ(写像)\(f: S / \sim \to S\)、つまり、各\(p \in S / \sim\)に対して、\(f (p) \in p\)、に対して、\(\overline{S / \sim - f} = ran f\)


参考資料


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