2024年7月28日日曜日

703: バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)上のポイントの周りのチャートハーフボール(半球)

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バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)上のポイントの周りのチャートハーフボール(半球)の定義

話題


About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)上のポイントの周りのチャートハーフボール(半球)の定義を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\( M\): \(\in \{\text{ 全ての } d \text{ ディメンショナル(次元)バウンダリー(境界)付き } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)たち }\}\)
\( p\): \(\in M\)
\(*H_p\): \(\in \{p \text{ の } M \text{ 上の全てのオープンネイバーフッド(開近傍)たち }\}\)
//

コンディションたち:
\(\exists (H_p \subseteq M, \phi_p) \in \{M \text{ 上の全てのチャートたち }\} \)
\(\land\)
\(\phi_p (H_p) \in \{\phi_p (p) \text{ の周りの } \mathbb{H}^d \text{ 上の全てのオープンハーフボール(開半球)たち }\}\)
//


2: 自然言語記述


任意の\(d\)ディメンショナル(次元)バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)\(M\)、任意のポイント\(p \in M\)、\(p\)の以下を満たす任意のオープンネイバーフッド(開近傍)\(H_p \subseteq M\)、つまり、あるチャート\((H_p \subseteq M, \phi_p)\)があり、\(\phi_p (H_p) \subseteq \mathbb{H}^d\)は\(\phi_p (p)\)の周りのオープンハーフボール(開半球)である


3: 注


\(p\)がインテリア(内部)ポイントである時は、\(p\)の周りにチャートハーフボールはない: \(\phi_p (H_p)\)は\(\phi_p (p)\)を中心とするように要求されているが、\(\phi_p (p)\)は\(\mathbb{H}^d\)のあるインテリア(内部)ポイントへマップされる、したがって、\(\phi_p (H_p)\)はハーフボールであるとはみなされない。

\(p\)がバウンダリー(境界)ポイントである時は、\(p\)の周りにあるチャートハーフボール(半球)が常にある、任意のバウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)に対して、各インテリア(内部)ポイントはあるチャートボールを持ち、各バウンダリー(境界)ポイントはあるチャートハーフボール(半球)を持つという命題によって。

"\(M\)上の\(p\)の周りのチャートハーフボール(半球)"とも呼び得るが、勿論、各チャートドメイン(定義域)はオープンサブセット(開部分集合)であることは知られている。


参考資料


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