2024年9月15日日曜日

772: マップ(写像)はバイジェクション(全単射)である、もしも、コドメイン(余域)ポイントのプリイメージ(前像)が1ポイントサブセット(部分集合)である場合、そして、その場合に限って

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

マップ(写像)はバイジェクション(全単射)である、もしも、コドメイン(余域)ポイントのプリイメージ(前像)が1ポイントサブセット(部分集合)である場合、そして、その場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のマップ(写像)はバイジェクション(全単射)である、もしも、コドメイン(余域)ポイントのプリイメージ(前像)が1ポイントサブセット(部分集合)である場合、そして、その場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
S1: { 全てのセット(集合)たち }
S2: { 全てのセット(集合)たち }
f: :S1S2
//

ステートメント(言明)たち:
f{ 全てのバイジェクション(全単射)たち }

sS2(|f1(s)|=1)、ここで、||は、当該セット(集合)のカーディナリティ(濃度)である
//


2: 自然言語記述1


任意のセット(集合)たちS1,S2、任意のマップ(写像)f:S1S2に対して、fはバイジェクション(全単射)である、もしも、各sS2に対して、|f1(s)|=1である場合、そしてその場合に限って。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: fはバイジェクション(全単射)であると仮定し、|f1(s)|=1であることを見る; ステップ2: |f1(s)|=1であると仮定し、fはバイジェクション(全単射)であることを見る。

ステップ1:

fはバイジェクション(全単射)であると仮定しよう。

sS2は任意のものとしよう。

f1(s)、なぜなら、fはサージェクティブ(全射)であるから、S1内にsへマップされる少なくとも1つのポイントがある、それが意味するのは、0<|f1(s)||f1(s)|<2、なぜなら、もしも、2|f1(s)|であれば、以下を満たす何らかのs1,s2S1、つまり、f(s1)=f(s2)=s、があることになる、fがインジェクティブ(単射)であることに反する矛盾。したがって、0<|f1(s)|<2、それが含意するのは、|f1(s)|=1

ステップ2:

sS2に対して、|f1(s)|=1であると仮定しよう。

fはサージェクティブ(全射)である、なぜなら、S1内にsへマップされる少なくとも1つのポイントがある。fはインジェクティブ(単射)である、なぜなら、もしも、何らかのs1,s2S1f(s1)=f(s2)を満たすものがあったら、2|f1(f(s1))|s=f(s1)=f(s2)に対する|f1(s)|=1に反する矛盾。したがって、fはバイジェクション(全単射)である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>