836: インバーティブル(可逆)スクウェアマトリックス(正方行列)に対して、最上行から下方へ任意の行まで、各行は、1つの1コンポーネントを持ち他は0であるように、重複のないように変えることができる、マトリックス(行列)をインバーティブル(可逆)に保ちながら
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インバーティブル(可逆)スクウェアマトリックス(正方行列)に対して、最上行から下方へ任意の行まで、各行は、1つの1コンポーネントを持ち他は0であるように、重複のないように変えることができる、マトリックス(行列)をインバーティブル(可逆)に保ちながら、ことの記述/証明
話題
About:
マトリックス(行列)
この記事の目次
開始コンテキスト
ターゲットコンテキスト
-
読者は、任意のインバーティブル(可逆)スクウェアマトリックス(正方行列)に対して、最上行から下方へ任意の行まで、各行は、1つの1コンポーネントを持ち他は0であるように、重複のないように変えることができる、当該マトリックス(行列)をインバーティブル(可逆)に保ちながら、という命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
:
: 、第行をと表記して
//
ステートメント(言明)たち:
を、ここで、は第列、に変えて、新たなマトリックス(行列)、インバーティブル(可逆)、にできる。
...
を、ここで、は第列、に変えて、新たなマトリックス(行列)、インバーティブル(可逆)、にできる。
は互いに異なる。
//
2: 注
本命題は、"最上行から下方へ"についてのみ語るが、勿論、中間行たちを変えることもできる、なぜなら、単に、行たちを並び替えて変えようとする行たちを最上位行たちへ移動して、当該最上位行たちを変更し、当該行たちを再並べ替えして元の順序を復元すればよい、インバーティブル(可逆)性を変えることなく。
本命題は、直接には、行たちだけについて語るが、勿論、列たちを変えることもできる、なぜなら、単に、当該マトリックス(行列)をトランスポーズ(転置)し、対応する行たちを変え、トランスポーズ(転置)されたマトリックス(行列)をトランスポーズ(転置)すればよい、インバーティブル(可逆)性を変えることなく。
3: 証明
全体戦略: ステップ1: 任意のスクウェアマトリクス(正方行列)はインバーティブル(可逆)である、もしも、そのデターミナント(行列式)が非ゼロである場合、そしてその場合に限って、ことを見る; ステップ2: を第1行に関してラプラス展開する、をへ変えて、ここで、は第列、新たなマトリックス(行列)をとし、であることを見る、ここで、は適切なナチュラルナンバー(自然数)では適切なマイナー(小行列)を取るオペレーション; ステップ3: を第1行に関してラプラス展開し、をへ変更し、ここで、は第列、新たなマトリックス(行列)をとし、であることを見る、ここで、およびは同様; ステップ4: は既に変えられたと仮定し、を第1行に関してラプラス展開し、をへ変更し、ここで、は第列、新たなマトリックス(行列)をとし、であることを見る、ここで、およびは同様。
ステップ1:
任意のスクウェアマトリクス(正方行列)はインバーティブル(可逆)である、もしも、そのデターミナント(行列式)が非ゼロである場合、そしてその場合に限って、任意のスクウェアマトリクス(正方行列)はインバーティブル(可逆)である、もしも、そのデターミナント(行列式)が非ゼロである場合、そしてその場合に限って、という命題によって。
したがって、私たちがチェックする必要があるのは、だけである。
ステップ2:
を第1行に関してラプラス展開しよう。
、ここで、は、マイナー(小行列)を取るオペレーションである。
であるから、少なくとも1つのが非ゼロである、なぜなら、そうでなければ、、矛盾。
そうした任意のを取り、をへ変え、ここで、は第1列、新たなマトリックス(行列)をとしよう。
すると、: 。
およびと記し、となる。
ステップ3:
を第1行に関してラプラス展開しよう。
当該第1行は、の第列を除いたものである。
あるで対応するマイナー(小行列)デターミナント(行列式)が非ゼロのものがある、なぜなら、そうでなければ、展開の各項はゼロでトータルもゼロであることになる、矛盾。
、なぜなら、は第列を除外してある。
をへ変換し、ここで、は第列、新たなマトリックス(行列)をとしよう。
すると、: 、なぜなら、両辺たちの各々はのどの部分も含まない。
ステップ4:
は既に変えられており、が互いに異なり、であると仮定しよう。
を第1行に関してラプラス展開しよう。
当該第1行は、の第列たちを除いたものである。
あるで対応するマイナー(小行列)デターミナント(行列式)が非ゼロのものがある、なぜなら、そうでなければ、展開の各項はゼロでトータルもゼロになる、矛盾。
は互いに異なる、なぜなら、は第列たちを除外してある。
をへ変換し、ここで、は第列、新たなマトリックス(行列)をとしよう。
すると、: 、なぜなら、両辺たちの各々はのどの部分も含まない。
ステップ5:
したがって、各に対して、。
まで下がることができ、はアイデンティマトリックス(単位行列)を並べ替えたものになる。
参考資料
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