2022年5月15日日曜日

291: コンティヌアスマップ(写像)たちのいくつかの疑似プロダクトマップ(写像)はコンティヌアス(連続)である

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コンティヌアスマップ(写像)たちのいくつかの疑似プロダクトマップ(写像)はコンティヌアス(連続)であることの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)
About: マップ(写像)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、コンティヌアスマップ(写像)たちのいくつかの疑似プロダクトマップ(写像)はコンティヌアス(連続)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述1


任意の有限個のトポロジカルスペース(空間)\(T_0\), \(T_{i_1}\)および\(T_{i_2}\)、ここで、i = 1, 2, . . ., k、任意の対応する個数のコンティヌアス(連続)マップ(写像)\(f_i: T_0 \times T_{i_1} \rightarrow T_{i_2}\)に対して、それらマップ(写像)の疑似プロダクトマップ(写像)\(f_{k + 1}: T_0 \times T_{1_1} \times T_{2_1} \times . . . \times T_{k_1} \rightarrow T_{1_2} \times T_{2_2} \times . . . \times T_{k_2} = (f_1, f_2, . . ., f_k)\)はコンティヌアス(連続)である。


2: Proof 1 証明 1


\(f_{k + 2}: T_0 \times T_{1_1} \times T_{2_1} \times . . . \times T_{k_1} \rightarrow T_0 \times T_{1_1} \times T_0 \times T_{2_1} \times . . . \times T_0 \times T_{k_1}\)、\(f_{k + 2} (p_0, p_1, . . ., p_k) = (p_0, p_1, p_0, p_2, . . ., p_0, p_k)\)を取ると、それはコンティヌアス(連続)である、なぜなら、任意の\(U \subseteq T_0 \times T_{1_1} \times T_0 \times T_{2_1} \times . . . \times T_0 \times T_{k_1}\)に対して、\(U = \cup_i U_{01_i} \times U_{1_i} \times U_{02_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{0k_i} \times U_{k_i}\)、ここで、{i}は不可算かもしれないインデックスセット(集合)であり\(U_{0j_i}\)は\(T_0\)上でオープンであり\(U_{j_i}\)は\(T_{j_1}\)上でオープンである、プロダクトトポロジーによって、プロダクトトポロジーの特性付けに基づいて。\(f_{k + 2}^{-1} (U) = \cup_{i} f_{k + 2}^{-1} (U_{01_i} \times U_{1_i} \times U_{02_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{0k_i} \times U_{k_i})\)、各項のオープン性を示せば十分である、\(f_{k + 2}^{-1} (U_{01_i} \times U_{1_i} \times U_{02_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{0k_i} \times U_{k_i}) = \cap_{j} U_{0j_i} \times U_{2_i} \times U_{3_i} \times . . . \times U_{k_i}\)、なぜなら、任意のポイント\(p = (p_0, p_1, . . ., p_k) \in f_{k + 2}^{-1} (U_{01_i} \times U_{1_i} \times U_{02_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{0k_i} \times U_{k_i})\)に対して、\(f_{k + 2} (p) \in U_{01_i} \times U_{1_i} \times U_{02_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{0k_i} \times U_{k_i}\)、しかし、\(p_0 \in \cap_{j} U_{0j_i}\), \(p_1 \in U_{1_i}\), \(p_2 \in U_{2_i}\), . . ., \(p_k \in U_{k_i}\)、したがって、\(p = (p_0, p_1, . . ., p_k) \in \cap_{j} U_{0j_i} \times U_{1_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{k_i}\)、任意のポイント\(p = (p_0, p_1, . . ., p_k) \in \cap_{j} U_{0j_i} \times U_{2_i} \times U_{3_i} \times . . . \times U_{k_i}\)に対して、\(f_{k + 2} (p) = (p_0, p_1, p_0, p_2, . . ., p_0, p_k) \in U_{01_i} \times U_{1_i} \times U_{02_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{0k_i} \times U_{k_i}\)、したがって、\(p \in f_{k + 2}^{-1} (U_{01_i} \times U_{1_i} \times U_{02_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{0k_i} \times U_{k_i})\)、しかし、\(\cap_{j} U_{0j_i} \times U_{1_i} \times U_{2_i} \times . . . \times U_{k_i}\)は\(T_0 \times T_{1_1} \times . . . \times T_{k_1}\)上でオープンある、プロダクトトポロジーによって。さて、\(\tilde{f_{k + 1}}: T_0 \times T_{1_1} \times T_0 \times T_{2_1} \times . . . \times T_0 \times T_{k_1} \rightarrow T_{1_2} \times T_{2_2} \times . . . \times T_{k_2} = (f_1, f_2, . . ., f_k)\)、それはコンティヌアス(連続)である、任意の有限個のコンティヌアス(連続)マップ(写像)たちのプロダクトマップ(写像)は、プロダクトトポロジーによってコンティヌアス(連続)であるという命題に基づいて、に対して、\(f_{k + 1} = \tilde{f_{k + 1}} \circ f_{k + 2} \)、それはコンティヌアス(連続)マップ(写像)たちの合成としてコンティヌアス(連続)である。


3: 注 1


それが"疑似プロダクトマップ(写像)"と呼ばれている理由は、それは、本当にはプロダクトマップ(写像)ではない、なぜなら、\(T_0\)はコンポーネントマップ(写像)たちに共有されている、こと。


4: 記述 2


任意の有限個のトポロジカルスペース(空間)\(T_0\)および\(T_{i_2}\)、ここで、i = 1, 2, . . ., k、任意の対応する個数のコンティヌアス(連続)マップ(写像)\(f_i: T_0 \rightarrow T_{i_2}\)に対して、それらマップ(写像)の疑似プロダクトマップ(写像)\(f_{k + 1}: T_0 \rightarrow T_{1_2} \times T_{2_2} \times . . . \times T_{k_2} = (f_1, f_2, . . ., f_k)\)はコンティヌアス(連続)である。


5: 証明 2


\(f_i: T_0 \rightarrow T_{i_2}\)はコンティヌアス(連続)だから、\(\tilde{f_i}: T_0 \times \{0\} \rightarrow T_{i_2}\)、\(\tilde{f_i} (p, 0) = (f_i (p))\)は、コンティヌアス(連続)である、なぜなら、任意のオープンセット(開集合)\(U \in T_{i_2}\)に対して、\(\tilde{f_i}^{-1} (U) = f_i^{-1} (U) \times \{0\}\)、なぜなら、任意のポイント\((p, 0) \in \tilde{f_i}^{-1} (U)\)に対して、\(\tilde{f_i} (p, 0) = f_i (p) \in U\)、したがって、\(p \in f_i^{-1} (U)\)、したがって、\((p, 0) \in f_i^{-1} (U) \times \{0\}\)、そして任意のポイント\((p, 0) \in f_i^{-1} (U) \times \{0\}\)に対して、\(\tilde{f_i} (p, 0) = f (p) \in U\)、したがって、\((p, 0) \in \tilde{f_i}^{-1} (U)\)、そして、\(f_i^{-1} (U) \times \{0\}\)はプロダクトトポロジーによってオープンである。記述 1によって、\(\tilde{f_{k + 1}}: T_0 \times \{0\} \times \{0\} . . . \times \{0\} \rightarrow T_{1_2} \times T_{2_2} \times . . . \times T_{k_2} = (\tilde{f_1}, \tilde{f_2}, . . ., \tilde{f_k})\)はコンティヌアス(連続)である。しかし、\(f_{k + 2}: T_0 \rightarrow T_0 \times \{0\} \times \{0\} . . . \times \{0\}\)、\(f_{k + 2} (p) = (p, 0, 0, . . ., 0)\)はコンティヌアス(連続)である、なぜなら、任意のオープンセット(開集合)\(U \in T_0 \times \{0\} \times \{0\} . . . \times \{0\}\)に対して、\(U = U_0 \times \{0\} \times \{0\} . . . \times \{0\}\)、ここで、\(U_0\)は\(T_0\)上でオープン、プロダクトトポロジーによって、そして、\(f_{k + 2}^{-1} (U) = U_0\)。さて、\(f_{k + 1} = \tilde{f_{k + 1}} \circ f_{k + 2}\)、コンティヌアス(連続)マップ(写像)たちの合成、コンティヌアス(連続)。


参考資料


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