2022年11月13日日曜日

395: コンティヌアス(連続)エンベディング(埋め込み)のユニバーサルプロパティ

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コンティヌアス(連続)エンベディング(埋め込み)のユニバーサルプロパティの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、コンティヌアス(連続)エンベディング(埋め込み)のユニバーサルプロパティ: 任意のトポロジカルスペース(空間)間インジェクション(単射)は、コンティヌアス(連続)エンベディング(埋め込み)である、もしも、以下を満たす任意の追加のマップ(写像)、つまり、それは任意の追加のトポロジカルスペース(空間)から元のマップ(写像)のドメイン(定義域)へのマップ(写像)である、がコンティヌアス(連続)であるのは、もしも、元のマップ(写像)の前の追加マップ(写像)のコンポジション(合成)がコンティヌアス(連続)である場合、そしてその場合に限る、である場合、そしてその場合に限って、の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のトポロジカルスペース(空間)たち\(T_1, T_2\)、任意のインジェクション(単射)\(f_1: T_1 \rightarrow T_2\)に対して、\(f_1\)はコンティヌアス(連続)エンベディング(埋め込み)である、もしも、任意のトポロジカルスペース(空間)\(T_3\)および任意のマップ(写像)\(f_2: T_3 \rightarrow T_1\)に対して、\(f_2\)がコンティヌアス(連続)であるのは、もしも、\(f_1 \circ f_2: T_3 \rightarrow T_2\)がコンティヌアス(連続)である場合、そしてその場合に限る、である場合、そしてその場合に限って。


2: 証明


\(f_1\)はコンティヌアス(連続)エンベディング(埋め込み)であると仮定する。\(f_2\)はコンティヌアス(連続)であると仮定する。すると、\(f_1 \circ f_2\)は、コンティヌアス(連続)マップ(写像)たちのコンパウンド(合成)としてコンティヌアス(連続)である。\(f_1 \circ f_2\)はコンティヌアス(連続)であると仮定する。すると、任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T_1\)に対して、\(f_1 (U)\)は\(f_1 (T_1)\)上でオープン(開)である、その一方、\(f_1 (U) = U' \cap f_1 (T_1)\)、ここで、\(U' \subseteq T_2\)は\(T_2\)上でオープン(開)である、 サブスペース(部分空間)の定義によって。\(f_1 \circ f_2\)はコンティヌアス(連続)であるので、\((f_1 \circ f_2)^{-1} (U') = f_2^{-1} \circ f_1^{-1} (U')\)は\(T_3\)上でオープン(開)である。しかし、\(f_1^{-1} (U') = f_1^{-1} (U' \cap f_1 (T_1)) = f_1^{-1} (f_1 (U))\)、しかし、\(f_1^{-1} (f_1 (U)) = U\)、なぜなら、\(f_1\)はバイジェクティブ(全単射)であるから。したがって、\(f_2^{-1} (U)\)は\(T_3\)上でオープン(開)である、それが意味するのは、\(f_2\)はコンティヌアス(連続)であるということ。

任意のトポロジカルスペース(空間)\(T_3\)および任意のマップ(写像)\(f_2: T_3 \rightarrow T_1\)に対して、\(f_2\)がコンティヌアス(連続)であるのは、もしも、\(f_1 \circ f_2: T_3 \rightarrow T_2\)がコンティヌアス(連続)である場合、そしてその場合に限る、と仮定する。\(T_3 = T_1\)と取り、\(f_2: T_1 \rightarrow T_1\)をアイデンティティマップ(恒等写像)、コンティヌアス(連続)、と取ろう。したがって、\(f_1 \circ f_2 = f_1: T_1 \rightarrow T_2\)はコンティヌアス(連続)である。\(f_1\)はインジェクティブ(単射)であるので、\(f'_1: T_1 \rightarrow f_1 (T_1)\)はバイジェクティブ(全単射)である、したがって、\(T_3 := f_1 (T_1)\)、ここで、\(T_3\)はサブスペース(部分空間)トポロジカルスペース(空間)と取り、\(f_2 := {f'_1}^{-1}: f_1 (T_1) \rightarrow T_1\)と取ろう。\(f_1 \circ f_2: f_1 (T_1) \rightarrow T_2\)はインクルージョンであり、したがって、コンティヌアス(連続)である。したがって、\(f_2 = {f'_1}^{-1}\)はコンティヌアス(連続)であり、したがって、\(f'_1\)はホメオモーフィズム(位相同形写像)である。


参考資料


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