2023年10月1日日曜日

378: ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)の特性プロパティ

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ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)の特性プロパティの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジカルスペース(空間)に対して、当該ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジカルスペース(空間)から任意のトポロジカルスペース(空間)への任意のマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、各構成員スペース(空間)から当該ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジカルスペース(空間)へのインクルージョン(封入)の後に当該マップ(写像)を行なうコンポジションはコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、そして、ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジーは当該ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジカルスペース(空間)にそのプロパティを持たせるユニークなトポロジーであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジカルスペース(空間)\(T_1 = \coprod_{\alpha \in A} T_\alpha\)、ここで、\(\alpha \in A\)はアンカウンタブルかもしれない任意のインデックスたちセット(集合)、に対して、任意のトポロジカルスペース(空間)への任意のマップ(写像)\(f: T_1 \rightarrow T_2\)はコンティニュアス(連続)である、もしも、\(f \circ \iota_\alpha: T_\alpha \rightarrow T_1 \rightarrow T_2\)、ここで、\(\iota_\alpha: T_\alpha \rightarrow T_1\)はインクルージョンマップ(封入写像)、がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って。そして、ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジーは当該ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジカルスペース(空間)にそのプロパティを持たせるユニークなトポロジーである。


2: 証明


\(f \circ \iota_\alpha\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T_2\)に対して、\((f \circ \iota_\alpha)^{-1} (U) = {\iota_\alpha}^{-1} \circ f^{-1} (U) = f^{-1} (U) \cap T_\alpha\)はオープン(開)である。したがって、\(f^{-1} (U)\)はオープン(開)である、ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジーの定義によって。したがって、\(f\)はコンティニュアス(連続)である。

\(f\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T_2\)に対して、\(f^{-1} (U)\)はオープン(開)である。\(f^{-1} (U) \cap T_\alpha\)はオープン(開)である、ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジーの定義によって。\((f \circ \iota_\alpha)^{-1} (U) = {\iota_\alpha}^{-1} \circ f^{-1} (U) = f^{-1} (U) \cap T_\alpha\)、オープン(開)。したがって、\(f \circ \iota_\alpha\)はコンティニュアス(連続)である。

\(T'_1\)は\(T_1\)のセット(集合)を持つがディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジーではないかもしれないトポロジーを持ち当該プロパティを満たすと仮定しよう。\(T_2\)を\(T'_1\)であると取り\(f\)をアイデンティマップ(恒等写像)であると取ろう。すると、\(f\)はコンティニュアス(連続)であり\(f \circ \iota_\alpha\)はコンティニュアス(連続)である。任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T'_1\)に対して、\((f \circ \iota_\alpha)^{-1} (U) = U \cap T_\alpha\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である。したがって、\(T'_2\)はディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジーかそれより小さなトポロジーを持つ。\(T_2\)を\(T_1\)(ディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)トポロジーを持つ)であると取り\(f\)をアイデンティマップ(恒等写像)であると取ろう。任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T_1\)に対して、\((f \circ \iota_\alpha)^{-1} (U) = U \cap T_\alpha\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である。集合、\(f \circ \iota_\alpha\)はコンティニュアス(連続)であり\(f\)はコンティニュアス(連続)である。任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T_1\)に対して、\(f^{-1} (U) = U\)は\(T'_1\)上でオープン(開)である。したがって、\(T'_1\)はより小さなトポロジーを持たない、結局。


参考資料


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