2023年10月1日日曜日

377: プロダクトトポロジーの特性プロパティ

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プロダクトトポロジーの特性プロパティの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、プロダクトトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のトポロジカルスペース(空間)からの当該プロダクトトポロジカルスペース(空間)への任意のマップ(写像)コンティニュアス(連続)である、もしも、当該マップ(写像)の後に当該プロダクトトポロジカルスペース(空間)の各構成員スペース(空間)へのプロジェクション(投影)を行なうコンポジション(合成)がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、そして、プロダクトトポロジーは当該プロダクトトポロジカルスペース(空間)にそのプロパティを持たせるユニークなトポロジーであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のプロダクトトポロジカルスペース(空間)\(T_2 = \times_{\alpha} T_\alpha\)、ここで、\(\alpha \in A\)はアンカウンタブル(不可算)かもしれない任意のインデックスたちセット(集合)、に対して、任意のトポロジカルスペース(空間)からの任意のマップ(写像)\(f: T_1 \rightarrow T_2\)はコンティニュアス(連続)である、もしも、\(\pi_\alpha \circ f: T_1 \rightarrow T_2 \rightarrow T_\alpha\)、ここで、\(\pi_\alpha: T_2 \rightarrow T_\alpha\)はプロジェクションマップ(投影写像)、がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って。そして、プロダクトトポロジーは当該プロダクトトポロジカルスペース(空間)にそのプロパティを持たせるユニークなトポロジーである。


2: 証明


\(\pi_\alpha \circ f\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意のネット\(n: D \rightarrow T_1\)で\(p \in T_1\)へコンバージ(収束)するものに対して、\(\pi_\alpha \circ f \circ n\)は\(\pi_\alpha \circ f (p)\)へコンバージ(収束)する、任意のトポロジカルスペース(空間)たちマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、ドメイン(定義域)上の、任意のポイントへコンバージ(収束)する全てのネットに対して、当該ネットの後に当該マップ(写像)を行なうコンポジション(合成)が当該ポイントのイメージ(像)へコンバージ(収束)する場合、そしてその場合に限って、という命題によって。したがって、\(f \circ n\)は\(f (p)\)へコンバージ(収束)する、任意のプロダクトトポロジカルスペース(空間)への任意のネットはあるポイントへ収束する、もしも、当該ネット後の各構成要素スペース(空間)へのプロジェクションが当該ポイントの対応するコンポーネントへ収束する場合、そしてその場合に限ってという命題によって。したがって、\(f\)はコンティニュアス(連続)である、任意のトポロジカルスペース(空間)たちマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、ドメイン(定義域)上の、任意のポイントへコンバージ(収束)する全てのネットに対して、当該ネットの後に当該マップ(写像)を行なうコンポジション(合成)が当該ポイントのイメージ(像)へコンバージ(収束)する場合、そしてその場合に限って、という命題によって。

\(f\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意のネット\(n: D \rightarrow T_1\)で\(p \in T_1\)へコンバージ(収束)するものに対して、\(f \circ n\)は\(f (p)\)へコンバージ(収束)する、任意のトポロジカルスペース(空間)たちマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、ドメイン(定義域)上の、任意のポイントへコンバージ(収束)する全てのネットに対して、当該ネットの後に当該マップ(写像)を行なうコンポジション(合成)が当該ポイントのイメージ(像)へコンバージ(収束)する場合、そしてその場合に限って、という命題によって。\(\pi_\alpha \circ f \circ n\)は\(\pi_\alpha \circ f (p)\)へコンバージ(収束)する、任意のプロダクトトポロジカルスペース(空間)への任意のネットはあるポイントへ収束する、もしも、当該ネット後の各構成要素スペース(空間)へのプロジェクションが当該ポイントの対応するコンポーネントへ収束する場合、そしてその場合に限ってという命題によって。したがって、\(\pi_\alpha \circ f\)はコンティニュアス(連続)である、任意のトポロジカルスペース(空間)たちマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、ドメイン(定義域)上の、任意のポイントへコンバージ(収束)する全てのネットに対して、当該ネットの後に当該マップ(写像)を行なうコンポジション(合成)が当該ポイントのイメージ(像)へコンバージ(収束)する場合、そしてその場合に限って、という命題によって。

\(T'_2\)は\(T_2\)のセット(集合)を持つがプロダクトトポロジーではないかもしれないトポロジーを持ち当該プロダクトを満たすと仮定しよう。\(T_1\)を\(T'_2\)であると取り\(f\)をアイデンティマップ(恒等写像)であると取ろう。すると、\(f\)はコンティニュアス(連続)であり、\(\pi_\alpha \circ f\)はコンティニュアス(連続)である。任意のオープンセット(開集合)\(U_\beta \subseteq T_\beta\)に対して、\((\pi_\beta \circ f)^{-1} (U_\beta) = \times_{\alpha} U_\alpha\)、ここで、\(\alpha = \beta\)に対して\(U_\alpha = U_\beta\)で\(\alpha \neq \beta\)に対して\(U_\alpha = T_\alpha\)、は\(T'_2\)上でオープン(開)である。したがって、任意の\(\times_{\alpha} U_\alpha\)、ここで、いくつかファイナイト(有限)数の\(\alpha\)たちに対して\(U_\alpha = U_\beta\)で残りの\(\alpha\)たちに対して\(U_\alpha = T_\alpha\)、はオープン(開)であるいくつかファイナイト(有限)数のオープンセット(開集合)たちのインターセクション(共通集合)として。したがって、\(T'_2\)はプロダクトトポロジーまたはそれより大きなトポロジーを持つ。\(T_1\)を\(T_2\)(プロダクトトポロジーを持つ)であると取り\(f\)をアイデンティマップ(恒等写像)であると取ろう。任意のオープンセット(開集合)\(U_\beta \subseteq T_\beta\)に対して、\((\pi_\beta \circ f)^{-1} (U_\beta) = \times_{\alpha} U_\alpha\)、ここで、\(\alpha = \beta\)に対して\(U_\alpha = U_\beta\)で\(\alpha \neq \beta\)に対して\(U_\alpha = T_\alpha\)、は\(T_2\)上でオープン(開)である。したがって、\(\pi_\alpha \circ f\)はコンティニュアス(連続)であり、\(f\)はコンティニュアス(連続)である。任意のオープンセット(開集合)\(U \subseteq T'_2\)に対して、\(f^{-1} (U) = U\)は\(T_2\)上でオープン(開)である。したがって、\(T'_2\)はより大きなトポロジーは持たない、結局。


参考資料


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