2023年10月1日日曜日

376: サブスペース(部分空間)トポロジーの特性プロパティ

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

サブスペース(部分空間)トポロジーの特性プロパティの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)の任意のサブスペース(部分空間)に対して、任意のトポロジカルスペース(空間)から当該サブスペース(部分空間)への任意のマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、当該マップ(写像)の後に当該サブスペース(部分空間)の当該スーパースペース(空間)へのインクルージョン(封入)を行なうコンポジション(合成)がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、そして、当該サブスペース(部分空間)トポロジーは、当該サブスペース(部分空間)にそのプロパティを持たせるユニークなトポロジーであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のトポロジカルスペース(空間)T2および任意のサブスペース(部分空間)T3T2に対して、任意のトポロジカルスペース(空間)からのマップ(写像)f:T1T3はコンティニュアス(連続)である、もしも、ιf:T1T3T2、ここで、ι:T3T2はインクルージョン(封入)マップ(写像)、がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って。そして、当該サブスペース(部分空間)トポロジーは当該サブスペース(部分空間)にそのプロパティを持たせるユニークなトポロジーである。


2: 証明


ιfはコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意のオープンセット(開集合)UT3に対して、U=UT3、ここで、UT2T2上でオープン(開)である、サブスペース(部分空間)トポロジーの定義によって。f1(U)=(ιf)1(U)、なぜなら、(ιf)1(U)=f1ι1(U)=f1(UT3)=f1(U)。したがって、f1(U)はオープン(開)である、したがって、fはコンティニュアス(連続)である。

fはコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。任意のオープンセット(開集合)UT2に対して、(ιf)1(U)=f1ι1(U)=f1(UT3)。したがって、(ιf)1(U)はオープン(開)である、したがって、ιfはコンティニュアス(連続)である。

T3T3のセット(集合)を持つがサブスペース(部分空間)トポロジーではないかもしれないトポロジーを持ち当該プロパティを持つと仮定しよう。T1T3であると取りfをアイデンティマップ(恒等写像)であると取ろう。すると、fはコンティニュアス(連続)であり、ιfはコンティニュアス(連続)である。任意のオープンセット(開集合)UT2に対して、(ιf)1(U)=UT3T3上でオープン(開)である。したがって、T3はサブスペース(部分空間)トポロジーかそれより大きなトポロジーを持つ。T1T3( サブスペース(部分空間)トポロジーを持つ)であると取り、fをアイデンティマップ(恒等写像)であると取ろう。任意のUT2に対して、(ιf)1(U)=UT3T3上でオープン(開)。したがって、ιfはコンティニュアス(連続)であり、fはコンティニュアス(連続)である。任意のオープンセット(開集合)UT3に対して、f1(U)=UT3上でオープン(開)である。したがって、\(T'_3\はより大きなトポロジーは持たない、結局。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>