ホモトピーイクイバレンス(等値写像)によってインデュースト(誘導された)ファンダメンタルグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)は'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることの記述/証明
話題
About: トポロジカルスペース(空間)
About: グループ(群)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、マップ(写像)によってインデュースト(誘導された)ファンダメンタルグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)の定義を知っている。
- 読者は、ホモトピーイクイバレンス(等値写像)の定義を知っている。
- 読者は、%カテゴリー名%アイソモーフィズム(同形写像)の定義を知っている。
- 読者は、任意の2つのホモトピックマップ(写像)たち、当該ドメイン(定義域)上の任意のポイント、当該マップ(写像)たちによってインデュースト(誘導された)ファンダメンタルグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たちに対して、第2ホモモーフィズム(準同形写像)は第1ホモモーフィズム(準同形写像)の後に当該ホモモーフィズム(準同形写像)たちのコドメイン(余域)たち間のカノニカル(自然な)'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)を作用させるコンポジション(合成)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のバイジェクティブ(全単射)グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)は'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題を認めている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意のホモトピーイクイバレンス(等値写像)によってインデュースト(誘導された)ファンダメンタルグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)は'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。
本体
1: 記述
任意のトポロジカルスペース(空間)たち\(T_1, T_2\)、任意のホモトピーイクイバレンス(等値写像)\(f: T_1 \to T_2\)、任意のポイント\(p \in T_1\)に対して、\(f\)によってインデュースト(誘導された)ファンダメンタルグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)\(f_*: \pi_1 (T_1, p) \to \pi_1 (T_2, f (p))\)は'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である。
2: 証明
以下を満たすあるコンティニュアス(連続)マップ(写像)\(f': T_2 \to T_1\)、つまり、\(f' \circ f \simeq 1_{T_1}\)および\(f \circ f' \simeq 1_{T_2}\)、がある。
以下を満たすあるホモトピー\(F: T_1 \times I \to T_1\)、つまり、\(F (p', 0) = f' \circ f (p')\)および\(F (p', 1) = 1_{T_1} (p') = p'\)、がある。\((f' \circ f)_*: \pi_1 (T_1, p) \to \pi_1 (T_1, f' \circ f (p))\)および\((1_{T_1})_*: \pi_1 (T_1, p) \to \pi_1 (T_1, p)\)。以下を満たすカノニカル(自然な)'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)\(\phi: \pi_1 (T_1, f' \circ f (p)) \to \pi_1 (T_1, p)\), \([g] \mapsto [\gamma^{-1}] [g] [\gamma]\)、ここで、\(\gamma: I \to T_1\), \(t \mapsto F (p, 1 - t)\)、つまり、\((1_{T_1})_* = \phi \circ (f' \circ f)_*\)、がある、任意の2つのホモトピックマップ(写像)たち、当該ドメイン(定義域)上の任意のポイント、当該マップ(写像)たちによってインデュースト(誘導された)ファンダメンタルグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たちに対して、第2ホモモーフィズム(準同形写像)は第1ホモモーフィズム(準同形写像)の後に当該ホモモーフィズム(準同形写像)たちのコドメイン(余域)たち間のカノニカル(自然な)'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)を作用させるコンポジション(合成)であるという命題によって。
\((1_{T_1})_*\)はバイジェクション(全単射)であり、\(\phi\)はバイジェクション(全単射)であるから、\((f' \circ f)_*\)はバイジェクション(全単射)である。\((f' \circ f)_* = f'_* \circ f_*\)、そして、左辺はバイジェクション(全射であるから、\(f_*\)はインジェクション(単射)であり、\(f'_*\)はサージェクション(全射)である。
\(f \circ f' \simeq 1_{T_2}\)に対する同様な議論によって、\(f'_*\)はインジェクション(単射)であり\(f_*\)はサージェクション(全射)である。
したがって、\(f_*\)はバイジェクション(全単射)である。
したがって、\(f_*\)は'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、任意のバイジェクティブ(全単射)グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)は'グループ(群)たち - グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって。