ファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、プロパー(真)サブスペース(部分空間)はより低いディメンション(次元)を持つことの記述/証明
話題
About: ベクトルたちスペース(空間)
この記事の目次
開始コンテキスト
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、任意のプロパー(真)サブスペース(部分空間)はより低いディメンション(次元)を持つという命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(V'\): \(\in \{\text{ 全ての } d' \text{ ディメンショナル(次元) } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V\): \(\in \{V' \text{ の全ての } d \text{ ディメンショナル(次元)プロパー(真)ベクトルたちサブスペース(部分空間)たち }\}\)
//
ステートメント(言明)たち:
\(d \lt d'\)
//
2: 自然言語記述
任意のフィールド(体)\(F\)、任意の\(d'\)ディメンショナル(次元)\(F\)ベクトルたちスペース(空間)\(V'\)、任意の\(d\)ディメンショナル(次元)プロパー(真)ベクトルたちサブスペース(部分空間)\(V \subseteq V'\)に対して、\(d \lt d'\)。
3: 証明
全体戦略: ステップ1: \(d' \le d\)であると仮定する; ステップ2: ある矛盾を見つける: \(V'\)上の、\(d'\)より多くのリニア(線形)にインディペンデント(独立)要素たちのあるセット(集合)を見つける、それは、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、ディメンション(次元)数より多くの要素たちを持つリニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)はないという命題への矛盾になる。
ステップ1:
\(d' \le d\)だと仮定しよう。
ステップ2:
ステップ2戦略: ステップ2-1: \(V\)のある\(d\)カーディナリティ(濃度)ベーシス(基底)を取る; ステップ2-2: \(V' \setminus V\)の任意の要素を取る; Sステップ2-3: 当該ベーシス(基底)に当該要素を加えたものは\(V'\)上にてリニア(線形)にインディペンデント(独立)であることを示す。
ステップ2-1:
\(V\)はあるベーシス(基底)\(\{e_1, ..., e_d\}\)を持つ。
ステップ2-2:
ある\(v \in V' \setminus V\)がある。
ステップ2-3:
\(\{e_1, ..., e_d, v\}\)は\(V'\)上でリニア(線形)にインディペンデント(独立)であることになることを証明しよう。
そうでないと仮定しよう。
\(c^1 e_1 + ... + c^d e_d + c v = 0\)は\((c^1, ..., c^d, c)\)に対して非ゼロ解を持つことになる。実のところ、\(c \neq 0\)である、なぜなら、そうでなければ、\(c^1 e_1 + ... + c^d e_d = 0\)、それは、\(c^j = 0\)を含意することになる、なぜなら、当該ベーシス(基底)はリニア(線形)にインディペンデント(独立)であった。したがって、\(v = - c^{-1} (c^1 e_1 + ... + c^d e_d)\)、\(v \notin V\)に反する矛盾。
したがって、\(\{e_1, ..., e_d, v\}\)は\(V'\)上でリニア(線形)にインディペンデント(独立)だということになる。
したがって、\(V'\)は\(d + 1\)個のリニア(線形)にインディペンデント(独立)なベクトルたちのセット(集合)を持つことになる、しかし、\(d' \lt d + 1\)、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、ディメンション(次元)数より多くの要素たちを持つリニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)はないという命題に反する矛盾。
したがって、\(d \lt d'\)。