2024年7月14日日曜日

681: ファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、ディメンション(次元)数の要素たちを持つリニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)はベーシス(基底)である

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ファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、ディメンション(次元)数の要素たちを持つリニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)はベーシス(基底)であることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、ディメンション(次元)数の要素たちを持つリニア(線形)にインディペンデント(独立)な任意のサブセット(部分集合)はベーシス(基底)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(V\): \(\in \{\text{ 全ての } d \text{ ディメンショナル(次元) } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(S\): \(\in \{V \text{ の全てのリニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(\vert S \vert = d\)、ここで、\(\vert S \vert\)は\(S\)のカーディナリティ(濃度)を表わす
\(\land\)
\(S \in \{V \text{ の全てのベーシス(基底)たち }\}\)



2: 自然言語記述


任意のフィールド(体)\(F\)、任意の\(d\)ディメンショナル(次元)\(F\)ベクトルたちスペース(体)\(V\)に対して、任意のリニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)\(S \subseteq V\)で\(d\)要素たちを持つものは\(V\)のあるベーシス(基底)である。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: \(S\)を拡張してあるベーシス(基底)とする; ステップ2: \(S\)は実際には拡張されていないことを見る。

ステップ1:

\(S\)は、拡張してあるベーシス(基底)とすることができる、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、任意のリニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)は、拡張してベーシス(基底)にできる、ファイナイト(有限)数要素たちを加えることによって、という命題によって。

ステップ2:

しかし、もしも、いくつか正数の要素たちが加えられてベーシス(基底)になったとしたら、当該ベーシス(基底)は\(d\)より多くの要素たちを持つことになる、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対して、ディメンション(次元)数より多くの要素たちを持つベーシス(基底)はないという命題に反する矛盾。それが意味するのは、\(S\)は既に何も加えられることなくベーシス(基底)であるということ。


参考資料


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