2024年7月21日日曜日

685: フィールド(体)上方にて、ポリノミアル(多項式)と非ゼロポリノミアル(多項式)ディバイザー(除数)は、ユニークなクウォシェント(商)およびリメインダー(余り)を持つ

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フィールド(体)上方にて、ポリノミアル(多項式)と非ゼロポリノミアル(多項式)ディバイザー(除数)は、ユニークなクウォシェント(商)およびリメインダー(余り)を持つことの記述/証明

話題


About: リング(環)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のフィールド(体)上方にて、任意のポリノミアル(多項式)と任意の非ゼロポリノミアル(多項式)ディバイザー(除数)は、ユニークなクウォシェント(商)およびリメインダー(余り)を持つという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
F: { 全てのフィールド(体)たち }
F[x]: =F 上方のポリノミアル(多項式)たちリング(環) 
p(x): F[x]
p(x): F[x], 0
//

ステートメント(言明)たち:
!q(x),r(x)F[x](deg(r(x))<deg(p(x))p(x)=p(x)q(x)+r(x))、ここで、!はユニークな存在を表わす
//


2: 自然言語記述


任意のフィールド(体)FF上方のポリノミアル(多項式)たちリング(環)F[x]に対して、任意のポリノミアル(多項式)p(x)F[x]と任意の非ゼロポリノミアル(多項式)p(x)F[x]は、以下を満たすユニークなポリノミアル(多項式)たちq(x),r(x)F[x]、つまり、deg(r(x))<deg(p(x))およびp(x)=p(x)q(x)+r(x)、を持つ。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: deg(p(x))<deg(p(x))というケースのことを考え、本命題をそのケースに対して結論する; ステップ2: tdeg(p(x))deg(p(x))というケースのことを考え、本命題をそのケースに対して結論する。

実のところ、それら2ケースたちに対するロジックたちは本質的には違わない、しかし、そのようにケース分けすることは私たちの記法たちを容易にする。

p(x)=pmxm+...+p0pm0と仮定しよう。

ステップ1:

deg(p(x))<deg(p(x))であると仮定しよう。

q(x)=0は不可避である、なぜなら、もしも、q(x)がある項qlxlql0で持っていたら、p(x)q(x)は項pmqlxm+lを持つことになる、それは、mに等しいかより大きな次数のものということになるが、p(x)の次数はmより小さかったから、pmqlxm+lr(x)によって消去されなければならないだろう、しかし、それは不可能であろう、なぜなら、r(x)mより小さい次数の項たちのみを持つことができる。

すると、不可避に、p(x)=p(x)0+r(x)=r(x)

したがって、q(x)=0,r(x)=p(x)がユニークな解である。

ステップ2:

deg(p(x))deg(p(x))であると仮定しよう。

ステップ2戦略: ステップ2-1: p(x),q(x),r(x)は、特定のコエフィシェント(係数)たちを持っていると仮定する; ステップ2-2: p(x)q(x)+r(x)を展開し、モノミアル(単項式)たちを次数たちによってまとめる; ステップ2-3: p(x)のコエフィシェント(係数)たちとp(x)q(x)+r(x)のコエフィシェント(係数)たちを比較し、q(x)およびr(x)のコエフィシェント(係数)たちがユニークに決定されることを見る。

ステップ2-1:

一般性を失うことなく、p(x)=pnxn+...+p0q(x)=qlxl+...+q0r(x)=rm1xm1+...+r0で、pn,ql0であるが、r(x)のいくつかの上位コエフィシェント(係数)たちは0かもしれない、と仮定しよう。その想定は妥当である、なぜなら、deg(p(x))deg(p(x))であるから、p(x)0で、q(x)0でもある、なぜなら、p(x)=p(x)0+r(x)=r(x)は不可能である。

ステップ2-2:

p(x)q(x)+r(x)=(pmxm+...+p0)(qlxl+...+q0)+(rm1xm1+...+r0)=pmqlxm+l+(pmql1+pm1ql)xm+l1+...+(pmq0+pm1q1+...+pmlql)xm+(pm1q0+pm2q1+...+pm1lql+rm1)xm1+...+(p0q0+r0)。注意として、勿論、もしも、l=0である場合、ql1は実際には存在しない、もしも、m=0である場合、pm1は実際には存在しない、等々、しかし、そうしたケース分けたちは、あなたを助けるよりは煩わせるだろうから、表記はそのようにしてある、それが何を意味するかをあなたは理解するだろうという想定して: 不可能な項たちは単に存在しないというように意図されている。以降の表記たちも同様である。

ステップ2-3:

不可避に、n=m+l、そして、pn=pmql、それは、ユニークにql=pm1pnを決定する。

もしも、n=mである場合、ql=q0、そして、q(x)はユニークに決定された。

そうでなければ、mn1、そして、私たちは、pn1,...,pmをその順で見ていく。

pn1に対して、不可避に、pn1=pmql1+pm1ql、それは、ユニークにql1=pm1(pn1pm1ql)を決定する: qlは既に決定されている。

既にpn1,...,pn(j1)を見終わっていて、ql1,...,ql(j1)を決定済みであると仮定しよう、そして、pnjを見よう。

pnj=pmqlj+pm1qlj+1+...+pmjql。不可避に、qlj=pm1(pnjpm1qlj+1...pmjql)

注意として、最後のpmq0に対応する、なぜなら、nj=mlj=l+mn=0を含意する。

結局、ql,...,q0はユニークに決定された。

もしも、m=0である場合、不可避に、r(x)=0

そうでなければ、0m1、そして、私たちは、pm1,...,p0をその順にて見ていく。

pm1に対して、不可避に、pm1=pm1q0+pm2q1+...+pm1lql+rm1、そして、不可避に、rm1=pm1pm1q0pm2q1...pm1lql、それは、ユニークに決定される。

既にpm1,...,pm(j1)を見て、rm1,...,rm(j1)を決定したと仮定して、pmjを見よう。

不可避に、pmj=pmjq0+pm(j+1)q1+...+pm(j+l)ql+rmj、それは、ユニークにrmj=pmjpmjq0pm(j+1)q1...pm(j+l)qlを決定する。

注意として、最後のp0r0へ対応する。

結局、rm1,...,r0はユニークに決定された。それらの内のいくつかまたは全ては0であり得る。

p(x)=p(x)q(x)+r(x)は本当に成立する、なぜなら、左辺の全てのコエフィシェント(係数)たちは右辺のコエフィシェント(係数)たちに等しい。


4: 注


即座のコロラリー(系)として、p(s)=0である時、p(x)=(xs)q(x)、それが意味するのは、p(x)xsで割れるということ。その理由は、p(x)=(xs)q(x)+r(x)であるところ、r(x)は次数0である、したがって、r(x)=r、そして、p(s)=(ss)q(s)+r=r=0


参考資料


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