2024年12月8日日曜日

894: マップ(写像)に対して、サブセット(部分集合)マイナスサブセット(部分集合)のイメージ(像)は第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)を包含する

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

マップ(写像)に対して、サブセット(部分集合)マイナスサブセット(部分集合)のイメージ(像)は第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)を包含することの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のマップ(写像)に対して、任意のサブセット(部分集合)マイナス任意のサブセット(部分集合)のイメージ(像)は第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)を包含するという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(S_1\): \(\in \{\text{ 全てのセット(集合)たち }\}\)
\(S_2\): \(\in \{\text{ 全てのセット(集合)たち }\}\)
\(f\): \(S_1 \to S_2\)
\(S_{1, 1}\): \(\subseteq S_1\)
\(S_{1, 2}\): \(\subseteq S_1\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f (S_{1, 1}) \setminus f (S_{1, 2}) \subseteq f (S_{1, 1} \setminus S_{1, 2})\)
//


2: 自然言語記述


任意のセット(集合)たち\(S_1, S_2\)、任意のマップ(写像)\(f: S_1 \to S_2\)、任意のサブセット(部分集合)たち\(S_{1, 1}, S_{1, 2} \subseteq S_1\)に対して、\(f (S_{1, 1}) \setminus f (S_{1, 2}) \subseteq f (S_{1, 1} \setminus S_{1, 2})\)。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: 各\(p \in f (S_{1, 1}) \setminus f (S_{1, 2})\)に対して、以下を満たすある\(p' \in S_{1, 1} \setminus S_{1, 2}\)、つまり、\(p = f (p')\)、を取り、本命題を結論する。

ステップ1:

各\(p \in f (S_{1, 1}) \setminus f (S_{1, 2})\)に対して、以下を満たすある\(p' \in S_{1, 1} \setminus S_{1, 2}\)、つまり、\(p = f (p')\)、がある、なぜなら、\(p\)はある\(p' \in S_{1, 1}\)に対して\(p = f (p')\)として実現されるところ、もしも、\(p' \in S_{1, 2}\)であった場合、\(f (p') \in f (S_{1, 2})\)、それは\(p\)ではあり得ない、なぜなら、\(p \notin f (S_{1, 2})\)、したがって、\(p\)はある\(p' \in S_{1, 1} \setminus S_{1, 2}\)によって実現される。

したがって、\(p = f (p') \in f (S_{1, 1} \setminus S_{1, 2})\)。


4: 注


等号は、\(f\)がインジェクティブ(単射)である時は成立する、任意のインジェクティブ(単射)マップ(写像)に対して、任意のサブセット(部分集合)マイナス任意のサブセット(部分集合)のイメージ(像)は第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)であるという命題.


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>