2024年12月8日日曜日

893: マップ(写像)に対して、サブセット(部分集合)マイナスサブセット(部分集合)のイメージ(像)は必ずしも第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)ではない

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マップ(写像)に対して、サブセット(部分集合)マイナスサブセット(部分集合)のイメージ(像)は必ずしも第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)ではないことの記述/証明

話題


About: セット(集合)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のマップ(写像)に対して、任意のサブセット(部分集合)マイナス任意のサブセット(部分集合)のイメージ(像)は必ずしも第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)ではないという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
S1: { 全てのセット(集合)たち }
S2: { 全てのセット(集合)たち }
f: S1S2
S1,1: S1
S1,2: S1
//

ステートメント(言明)たち:
必ずしも、f(S1,1S1,2)=f(S1,1)f(S1,2)ではない
//


2: 自然言語記述


任意のセット(集合)たちS1,S2、任意のマップ(写像)f:S1S2、任意のサブセット(部分集合)たちS1,1,S1,2S1に対して、必ずしも、f(S1,1S1,2)=f(S1,1)f(S1,2)ではない。


3: 証明


1つの反例で十分である。S1={0,1}S2={0,1}f:00,10S1,1={0,1}S1,2={1}としよう。すると、f(S1,1S1,2)=f({0})={0}={0}{0}=f(S1,1)f(S1,2)。一見すると、fの非インジェクティブ(単射)性が、等号が成立することを妨げているようだ。


4: 注


これを、プリイメージ(前像)たちについての命題と比較のこと。

f(S1,1)f(S1,2)f(S1,1S1,2)任意のマップ(写像)に対して、任意のサブセット(部分集合)マイナス任意のサブセット(部分集合)のイメージ(像)は第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)を包含するという命題によって。

等号は、fがインジェクティブ(単射)である時は成立する、任意のインジェクティブ(単射)マップ(写像)に対して、任意のサブセット(部分集合)マイナス任意のサブセット(部分集合)のイメージ(像)は第1サブセット(部分集合)のイメージ(像)マイナス第2サブセット(部分集合)のイメージ(像)であるという命題によって。


参考資料


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