2025年1月19日日曜日

953: グループ(群)、2つのコミュータティブ(可換)要素たちで異なるオーダーたちを持つものたちに対して、2要素たちのマルチプリケーション(積)のオーダーはオーダーたちの最小公倍である

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グループ(群)、2つのコミュータティブ(可換)要素たちで異なるオーダーたちを持つものたちに対して、2要素たちのマルチプリケーション(積)のオーダーはオーダーたちの最小公倍であることの記述/証明

話題


About: グループ(群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のグループ(群)、任意の2つのコミュータティブ(可換)要素たちで任意の異なるオーダーたちを持つものたちに対して、当該2要素たちのマルチプリケーション(積)のオーダーは当該オーダーたちの最小公倍であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
G: { 全てのグループ(群)たち }
g1: G, with |(g1)|=n1、ここで、n1N{0}
g2: G, with |(g2)|=n2、ここで、n2N{0}
//

ステートメント(言明)たち:
(
g1g2=g2g1

n1<n2
)

|(g1g2)|=lcm(n1,n2)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: l:=lcm(n1,n2)=n1m1=n2m2とする、ここで、gcd(m1,m2)=1; ステップ2: (g1g2)l=1であることを見、n:=|(g1g2)|lのディバイザー(因子)であることを見る; ステップ3: n<lであったと仮定し、nn1n2の公約であったことを見、nj=nnjとし、((g1g2)n)n1=1から矛盾を見つける。

ステップ1:

l:=lcm(n1,n2)=n1m1=n2m2としよう。

gcd(m1,m2)=1、なぜなら、そうでなければ、n1m1/gcd(m1,m2)=n2m2/gcd(m1,m2)がより小さな公倍だということになる。

ステップ2:

(g1g2)l=g1lg2l、なぜなら、g1g2=g2g1=g1n1m1g2n2m2=(g1n1)m1(g2n2)m2=1m11m2=11=1

したがって、n:=|(g1g2)|lのディバイザー(因子)である。

ステップ3:

n<lであったと仮定しよう。

nn1n2の公約だということになる、なぜなら、gcd(m1,m2)=1

したがって、n1=nn1およびn2=nn2としよう。

((g1g2)n)n1=1n1=1、しかし、((g1g2)n)n1=(g1g2)nn1=(g1g2)n1=g1n1g2n1=1g2n1=g2n1

したがって、g2n1=1、それは、|(g2)|=n2に反する矛盾である、なぜなら、n1<n2

したがって、n=l


3: 注


n1=n2である時、|(g1g2)|lcm(n1,n2)に等しくないかもしれない: 反例として、g1=g2およびn1=n2=4、すると、g1g2=g12、そして、(g1g2)2=(g12)2=g14=1、したがって、|(g1g2)|=2lcm(4,4)=4


参考資料


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