2025年6月1日日曜日

1147: コンプレックス(複素)マトリックス(行列)に対して、マトリックス(行列)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)のインバース(逆)はマトリックス(行列)のインバース(逆)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)である

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コンプレックス(複素)マトリックス(行列)に対して、マトリックス(行列)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)のインバース(逆)はマトリックス(行列)のインバース(逆)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)であることの記述/証明

話題


About: マトリックス(行列)たちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のインバーティブル(可逆)コンプレックス(複素)マトリックス(行列)に対して、当該マトリックス(行列)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)のインバース(逆)は当該マトリックス(行列)のインバース(逆)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(M\): \(\in \{\text{ 全ての } m \times m \text{ インバーティブル(可逆)コンプレックス(複素)マトリックス(行列)たち } \}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(\overline{M}^{-1} = \overline{M^{-1}}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(\overline{M^{-1}} \text{ } \overline{M} = I\)および\(\overline{M} \text{ } \overline{M^{-1}} = I\)であることを見る。

ステップ1:

\(\overline{M^{-1}} \text{ } \overline{M} = \overline{M^{-1} M}\)、任意のコンプレックス(複素)マトリックス(行列)たちのプロダクト(積)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)は、当該構成要素たちのコンプレックスコンジュゲート(複素共役)たちのプロダクト(積)であるという命題によって、\(= \overline{I} = I\)。

\(\overline{M} \text{ } \overline{M^{-1}} = \overline{M M^{-1}}\)、任意のコンプレックス(複素)マトリックス(行列)たちのプロダクト(積)のコンプレックスコンジュゲート(複素共役)は、当該構成要素たちのコンプレックスコンジュゲート(複素共役)たちのプロダクト(積)であるという命題によって、\(= \overline{I} = I\)。

それが意味するのは、\(\overline{M^{-1}} = \overline{M}^{-1}\)。


参考資料


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