2025年9月14日日曜日

1292: コンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)バイジェクション(全単射)に対して、インバース(逆)はコンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)である

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コンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)バイジェクション(全単射)に対して、インバース(逆)はコンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)であることの記述/証明

話題


About: モジュール(加群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のコンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)バイジェクション(全単射)に対して、インバース(逆)はコンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(\mathbb{C}\): で、カノニカル(正典)フィールド(体)ストラクチャー(構造)を持つもの
\(V_1\): \(\in \{\text{ 全ての } \mathbb{C} \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V_2\): \(\in \{\text{ 全ての } \mathbb{C} \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(f\): \(: V_1 \to V_2\), \(\in \{\text{ 全てのコンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)バイジェクション(全単射)たち }\}\)
\(f^{-1}\): \(: V_2 \to V_1\), \(= f \text{ のインバース(逆) }\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f^{-1} \in \{\text{ 全てのコンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)マップ(写像)たち }\}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(f^{-1} (r v + r' v') = \overline{r} f^{-1} (v) + \overline{r'} f^{-1} (v')\)であることを見る。

ステップ1:

\(v, v' \in V_2\)および\(r, r' \in \mathbb{C}\)を任意のものとしよう。

\(f^{-1} (r v + r' v') = \overline{r} f^{-1} (v) + \overline{r'} f^{-1} (v')\)であることを見よう。

\(f (\overline{r} f^{-1} (v) + \overline{r'} f^{-1} (v')) = \overline{\overline{r}} f (f^{-1} (v)) + \overline{\overline{r'}} f (f^{-1} (v'))\)、なぜなら、\(f\)はコンプレックス(複素)-コンジュゲート(共役)-リニア(線形)である、\(= r v + r' v'\)。

それが意味するのは、\(f^{-1} (r v + r' v') = \overline{r} f^{-1} (v) + \overline{r'} f^{-1} (v')\)。


参考資料


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