2025年9月21日日曜日

1305: ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)およびリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、サブセット(部分集合)のより大きな-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)の中への拡大はリニアにインディペンデント(線形独立)である

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ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)およびリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、サブセット(部分集合)のより大きな-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)の中への拡大はリニアにインディペンデント(線形独立)であることの記述/証明

話題


About: モジュール(加群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)および任意のリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、当該サブセット(部分集合)の任意のより大きな-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)の中への拡大はリニアにインディペンデント(線形独立)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(R\): \(\in \{\text{ 全てのリング(環)たち }\}\)
\(d\): \(\in \mathbb{N}\)
\(d'\): \(\in \mathbb{N}\)で、\(d \lt d'\)を満たすもの
\(M_c\): \(= \{(r^1, ..., r^d)^t \vert r^j \in R\}\), \(\in \{\text{ 全ての } R \text{ モジュール(加群)たち }\}\)
\(M_r\): \(= \{(r^1, ..., r^d) \vert r^j \in R\}\), \(\in \{\text{ 全ての } R \text{ モジュール(加群)たち }\}\)
\(S_c\): \(= \{({r_1}^1, ..., {r_1}^d)^t, ..., ({r_n}^1, ..., {r_n}^d)^t\}\), \(\in \{M_c \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
\(S_r\): \(= \{({r_1}^1, ..., {r_1}^d), ..., ({r_n}^1, ..., {r_n}^d)\}\), \(\in \{M_r \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
\(M'_c\): \(= \{(r^1, ..., r^{d'})^t \vert r^j \in R\}\), \(\in \{\text{ 全ての } R \text{ モジュール(加群)たち }\}\)
\(M'_r\): \(= \{(r^1, ..., r^{d'}) \vert r^j \in R\}\), \(\in \{\text{ 全ての } R \text{ モジュール(加群)たち }\}\)
\(S'_c\): \(= \{({r_1}^1, ..., {r_1}^d, {r_1}^{d + 1}, ..., {r_1}^{d'})^t, ..., ({r_n}^1, ..., {r_n}^d, {r_n}^{d + 1}, ..., {r_n}^{d'})^t\}\)、ここで、追加されたコンポーネントたちは恣意的である
\(S'_r\): \(= \{({r_1}^1, ..., {r_1}^d, {r_1}^{d + 1}, ..., {r_1}^{d'}), ..., ({r_n}^1, ..., {r_n}^d, {r_n}^{d + 1}, ..., {r_n}^{d'})\}\)、ここで、追加されたコンポーネントたちは恣意的である
//

ステートメント(言明)たち:
\(S'_c \in \{M'_c \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
\(\land\)
\(S'_r \in \{M'_r \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^d, {r_1}^{d + 1}, ..., {r_1}^{d'})^t + ... + ({r_n}^1, ..., {r_n}^d, {r_n}^{d + 1}, ..., {r_n}^{d'})^t = 0\)を取り、全ての\(c_j\)たちは\(0\)であることを見る; ステップ2: \(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^d, {r_1}^{d + 1}, ..., {r_1}^{d'}) + ... + ({r_n}^1, ..., {r_n}^d, {r_n}^{d + 1}, ..., {r_n}^{d'}) = 0\)を取り、全ての\(c_j\)たちは\(0\)であることを見る。

ステップ1:

\(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^d, {r_1}^{d + 1}, ..., {r_1}^{d'})^t + ... + ({r_n}^1, ..., {r_n}^d, {r_n}^{d + 1}, ..., {r_n}^{d'})^t = 0\)を取ろう。

それが意味するのは、\(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^d)^t + ... + ({r_n}^1, ..., {r_n}^d)^t = 0\)、なぜなら、全ての\(d'\)個コンポーネントたちは\(0\)であるから、特に、全ての\(d\)個コンポーネントたちは\(0\)である。

\(S_c\)はリニアにインディペンデント(線形独立)であるから、全ての\(c_j\)たちは\(0\)である。

したがって、\(S'_c\)はリニアにインディペンデント(線形独立)である。

ステップ2:

\(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^d, {r_1}^{d + 1}, ..., {r_1}^{d'}) + ... + ({r_n}^1, ..., {r_n}^d, {r_n}^{d + 1}, ..., {r_n}^{d'}) = 0\)を取ろう。

それが意味するのは、\(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^d) + ... + ({r_n}^1, ..., {r_n}^d) = 0\)、なぜなら、全ての\(d'\)個コンポーネントたちは\(0\)であるから、特に、全ての\(d\)個コンポーネントたちは\(0\)である。

\(S_r\)はリニアにインディペンデント(線形独立)であるから、全ての\(c_j\)たちは\(0\)である。

したがって、\(S'_r\)はリニアにインディペンデント(線形独立)である。


参考資料


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