2025年9月21日日曜日

1306: ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)およびリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、サブセット(部分集合)は要素数-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)の中へ縮小できる、コンポーネントたちを選ぶことによって

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ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)およびリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、サブセット(部分集合)は要素数-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)の中へ縮小できる、コンポーネントたちを選ぶことによって、ことの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)および任意のリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、当該サブセット(部分集合)はある要素数-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)の中へ縮小できる、何らかのコンポーネントたちを選ぶことによって、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(d'\): \(\in \mathbb{N}\)
\(V'_c\): \(= \{(r^1, ..., r^{d'})^t \vert r^j \in F\}\), \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V'_r\): \(= \{(r^1, ..., r^{d'}) \vert r^j \in F\}\), \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(S'_c\): \(= \{({r_1}^1, ..., {r_1}^{d'})^t, ..., ({r_n}^1, ..., {r_n}^{d'})^t\}\), \(\in \{V'_c \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
\(S'_r\): \(= \{({r_1}^1, ..., {r_1}^{d'}), ..., ({r_n}^1, ..., {r_n}^{d'})\}\), \(\in \{V'_r \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
\(V_c\): \(= \{(r^1, ..., r^n)^t \vert r^j \in F\}\), \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V_r\): \(= \{(r^1, ..., r^n) \vert r^j \in F\}\), \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(\exists \{j_1, ..., j_n\} \subseteq \{1, ..., d'\} (S_c := \{({r_1}^{j_1}, ..., {r_1}^{j_n})^t, ..., ({r_n}^{j_1}, ..., {r_n}^{j_n})^t\} \in \{V_c \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\})\)
\(\land\)
\(\exists \{j_1, ..., j_n\} \subseteq \{1, ..., d'\} (S_r := \{({r_1}^{j_1}, ..., {r_1}^{j_n}), ..., ({r_n}^{j_1}, ..., {r_n}^{j_n})\} \in \{V_r \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\})\)
//


2: 注


任意の\(\{j_1, ..., j_n\} \subseteq \{1, ..., d'\}\)でうまくいくということではない: 例えば、\(F = \mathbb{R}\)、\(d' = 3\)、\(S'_c = \{(0, 1, 0)^t, (0, 0, 1)^t\}\)である時, \(\{1, 2\} \subseteq \{1, 2, 3\}\)ではうまくいかない、なぜなら、\(\{(0, 1)^t, (0, 0)^t\}\)はリニアにインディペンデント(線形独立)でない、その一方で、\(\{2, 3\} \subseteq \{1, 2, 3\}\)ではうまくいく。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: \(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^{d'})^t + ... + c_n ({r_n}^1, ..., {r_n}^{d'})^t = 0\)を取り、それは、\(\begin{pmatrix} {r_1}^1 & ... & {r_n}^1 \\ ... \\ {r_1}^{d'} & ... & {r_n}^{d'} \end{pmatrix} \begin{pmatrix} c_1 \\ ... \\ c_n \end{pmatrix} = 0\)に等しいことを見る; ステップ2: 連立リニア(線形)方程式に対するクラメールのルールを適用して、当該マトリックス(行列)のランク(階数)は\(n\)であると結論する; ステップ3: あるリニアにインディペンデント(線形独立)な\(S_c\)を選ぶ; ステップ4: \(S_r\)に対して結論する。

ステップ1:

\(c_1 ({r_1}^1, ..., {r_1}^{d'})^t + ... + c_n ({r_n}^1, ..., {r_n}^{d'})^t = 0\)を取ろう。

それは、\(\begin{pmatrix} {r_1}^1 & ... & {r_n}^1 \\ ... \\ {r_1}^{d'} & ... & {r_n}^{d'} \end{pmatrix} \begin{pmatrix} c_1 \\ ... \\ c_n \end{pmatrix} = 0\)に等しい、明らかに。

\(S_c\)がリニアにインディペンデント(線形独立)であることは、その等式が\(\begin{pmatrix} c_1 \\ ... \\ c_n \end{pmatrix} = 0\)解だけを持つことに等しい。

ステップ2:

連立リニア(線形)方程式に対するクラメールのルールによって、当該マトリックス(行列)のランク(階数)は\(n\)である: もしも、当該ランク(階数)が\(n\)より小さかったら、\(c_j\)たちの内の少なくとも1個は恣意的に取れる、矛盾。

ステップ3:

したがって、当該マトリックス(行列)は、再配置して、左上\(n \times n\)サブマトリックス(部分行列)はデターミナント(行列式)非ゼロであるようにできる。

すると、当該サブマトリックス(部分行列)の\(n\)列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である、任意のフィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、当該列たちまたは当該行たちのセット(集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって。

当該\(n\)列たちは、ある\(S_c\)である。

ステップ4:

\(S_r\)に関しては、単に、\(S'_r\)のトランスポーズ(転置)\(S'_c \subseteq V'_c\)を取り、ある\(S_c\)を取り、\(S_c\)の転置\(S_r \subseteq V_r\)を取ればよいだけである。


参考資料


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