2025年10月5日日曜日

1332: ベクトルたちスペース(空間)でインナープロダクト(内積)を持つものに対して、オーソノーマル(正規直交)サブセット(部分集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)である

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ベクトルたちスペース(空間)でインナープロダクト(内積)を持つものに対して、オーソノーマル(正規直交)サブセット(部分集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)であることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のベクトルたちスペース(空間)で任意のインナープロダクト(内積)を持つものに対して、任意のオーソノーマル(正規直交)サブセット(部分集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\mathbb{R}, \mathbb{C}\}\)で、カノニカル(正典)フィールド(体)ストラクチャー(構造)を持つもの
\(V\): \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)で、任意のインナープロダクト(内積)を持つもの
\(S\): \(\in \{V \text{ の全てのオーソノーマル(正規直交)サブセット(部分集合)たち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(S \in \{V \text{ の全てのリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)たち }\}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(S\)の任意のファイナイト(有限)サブセット(部分集合)\(S^` = \{s_1, ..., s_n\} \subseteq S\)を取り、\(r^1 s_1 + ... + r^n s_n = 0\)を取り、\(r^j = 0\)であることを見る。

ステップ1:

\(S^` = \{s_1, ..., s_n\} \subseteq S\)を任意のファイナイト(有限)サブセット(部分集合)としよう。

\(r^1 s_1 + ... + r^n s_n = 0\)、ここで、\(r^j \in F\)としよう。

\(j \in \{1, ..., n\}\)を任意のものとしよう。

\(r^j = r^j \langle s_j, s_j \rangle = \langle r^1 s_1 + ... + r^n s_n, s_j \rangle = \langle 0, s_j \rangle = 0\)。

したがって、\(S\)はリニアにインディペンデント(線形独立)である。


参考資料


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