2022年2月6日日曜日

24: \(C^1\)、ユークリディアンノルム付きユークリディアンベクトルたちスペース(空間)たちマップ(写像)のデリバティブ(微分係数)はヤコビアンである

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\(C^1\)、ユークリディアンノルム付きユークリディアンベクトルたちスペース(空間)たちマップ(写像)のデリバティブ(微分係数)はヤコビアンであることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の\(C^1\)、ユークリディアンノルム付きユークリディアンベクトルたちスペース(空間)たちマップ(写像)のデリバティブ(微分係数)はヤコビアンであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(\mathbb{R}^{d_1}\): \(= \text{ 当該ユークリディアンノルム付きユークリディアンベクトルたちスペース(空間) }\)で、当該ユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)でもあるもの
\(\mathbb{R}^{d_2}\): \(= \text{ 当該ユークリディアンノルム付きユークリディアンベクトルたちスペース(空間) }\)で、当該ユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)でもあるもの
\(f\): \(: \mathbb{R}^{d_1} \to \mathbb{R}^{d_2}\), \(\in \{\text{ 全ての } C^1 \text{ マップ(写像)たち }\}\)
\(v_1\): \(\in \mathbb{R}^{d_1}\)
\(D f_{v_1}\): \(= f \text{ の } v_1 \text{ におけるデリバティブ(微分係数) }\)
\(M_{v_1}\): \(= \begin{pmatrix} \partial_l f^j (v_1) \end{pmatrix}\)、\(f\)の\(v_1\)におけるヤコビアン
//

ステートメント(言明)たち:
\(D f_{v_1} = M_{v_1}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(lim_{\Vert v'_1 \Vert \to 0} \Vert f (v_1 + v'_1) - f (v_1) - M_{v_1} v'_1 \Vert / \Vert v'_1 \Vert = 0\)であることをみる、任意のユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)の任意のオープンサブセット(開部分集合)から任意のユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)の任意のサブセット(部分集合)の中への任意の\(C^1\)マップ(写像)に対する平均値定理を使って。

ステップ1:

\(M_p\)を、\(f\)の任意の\(p \in \mathbb{R}^{d_1}\)におけるヤコビアンとしよう。

\(v_2 \in \mathbb{R}^{d_2}\)および\(v_1, v'_1 \in \mathbb{R}^{d_1}\)を任意のものとしよう。

\(\langle v_2, f (v_1 + v'_1) - f (v_1) - M_{v_1} v'_1 \rangle = \langle v_2, f (v_1 + v'_1) - f (v_1) \rangle - \langle v_2, M_{v_1} v'_1 \rangle := V1\)。

任意のユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)の任意のオープンサブセット(開部分集合)から任意のユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)の任意のサブセット(部分集合)の中への任意の\(C^1\)マップ(写像)に対する平均値定理によって、以下を満たすある\(\mathbb{R}^{d_1}\)ベクトル\(v''_1\)、つまり、\(v''_1\)はラインセグメント(線分)\(\overline{v_1 v'_1}\)のインテリア(内部)上にあり\(\langle v_2, f (v_1 + v'_1) - f (v_1) \rangle = \langle v_2, M_{v''_1} v'_1 \rangle\)、がある。

したがって、\(V1 = \langle v_2, M_{v''_1} v'_1 \rangle - \langle v_2, M_{v_1} v'_1 \rangle = \langle v_2, (M_{v''_1} - M_{v_1}) v'_1 \rangle\)。

しかし、\(v_2\)は、\(f (v_1 + v'_1) - f (v_1) - M_{v_1} v'_1\)方向のユニット(単位)ベクトルと取ることができ、したがって、\(\vert \langle v_2, f (v_1 + v'_1) - f (v_1) - M_{v_1} v'_1 \rangle \vert = \Vert f (v_1 + v'_1) - f (v_1) - M_{v_1} v'_1 \Vert = \vert \langle v_2, (M_{v''_1} - M_{v_1}) v'_1 \rangle \vert \le \Vert v_2 \Vert \Vert (M_{v''_1} - M_{v_1}) v'_1 \Vert\)、任意のリアル(実)またはコンプレックス(複素)インナープロダクト(内積)付きベクトルたちスペース(空間)に対するコーシー・シュワルツ不等式によって、\(\le \Vert v_2 \Vert \Vert M_{v''_1} - M_{v_1} \Vert \Vert v'_1 \Vert\)、ここで、\(\Vert M_{v''_1} - M_{v_1} \Vert\)は、ベクトルノルムたちによってインデュースト(誘導された)マトリックスノルム、\(= \Vert M_{v''_1} - M_{v_1} \Vert \Vert v'_1 \Vert\)。

したがって、\(\Vert f (v_1 + v'_1) - f (v_1) - M_{v_1} v'_1 \Vert / \Vert v'_1 \Vert \le \Vert M_{v''_1} - M_{v_1} \Vert\)。

\(f\)は\(C^1\)であるから、\(\Vert v'_1 \Vert\)が\(0\)へ近づく時、\(v''_1\)は\(v_1\)へ近づく一方、\(M_{v''_1} - M_{v_1}\)は\(0\)へ近づく、そして、\(\Vert M_{v''_1} - M_{v_1} \Vert\)は\(0\)へ近づく。

したがって、\(\lim_{\Vert v'_1 \Vert \to 0} \Vert f (v_1 + v'_1) - f (v_1) - M_{v_1} v'_1 \Vert / \Vert v'_1 \Vert = 0\)。

それが意味するのは、\(D f_{v_1} = M_{v_1}\)。


参考資料


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