2022年8月21日日曜日

117: ファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)のリニア(線形)レンジ(値域)はベクトルたちスペース(空間)である

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ファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)のリニア(線形)レンジ(値域)はベクトルたちスペース(空間)であることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)の任意のリニア(線形)マップ(写像)下のレンジ(値域)はベクトルたちスペース(空間)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(V_1\): \(\in \{\text{ 全てのファイナイト(有限)ディメンショナル(次元) } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V_2\): \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(f\): \(V_1 \to V_2\), \(\in \{\text{ 全てのリニア(線形)マップ(写像)たち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f (V_1) \in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
//


2: 自然言語記述


任意のフィールド(体)\(F\)、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)\(F\)ベクトルたちスペース(空間)\(V_1\)、任意の\(F\)ベクトルたちスペース(空間)\(V_2\) 、任意のリニア(線形)マップ(写像)\(f: V_1 \to V_2\)に対して、\(f\)のレンジ(値域)\(f (V_1)\)は\(F\)ベクトルたちスペース(空間)である。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: \(V_1\)に対する任意のベーシス(基底)\(\{b_1, b_2, . . ., b_d\}\)を取る; ステップ2: \(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_d)\}\)の任意のマキシマル(極大)リニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)\(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_r)\}\)を、\(V_1\)に対するベーシス(基底)のインデックスを付け替えて、取る; ステップ3: \(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_r)\}\)によってスパンされる(張られる)スペース(空間)は\(f (V_1)\)であることを見る。

ステップ1:

Let us take any basis for \(V_1\), \(\{b_1, b_2, . . ., b_d\}\). \(V_1\)に対する任意のベーシス(基底)\(\{b_1, b_2, . . ., b_d\}\)を取る。

Step 2: ステップ2:

\(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_d)\}\)の任意のマキシマル(極大)リニア(線形)にインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)を取ろう。

それが意味するのは以下の通り: もしも、\(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_d)\}\)がリニア(線形)にインディペンデント(独立)であれば、それが求めるもの; もしも、そうでなければ、ある\(f (b_j)\)は残りのあるリニアコンビネーション(線形結合)である、\(f (b_j)\)を取り除き、もしも、残されたものたちがリニア(線形)にインディペンデント(独立)であれば、それが求めるもの; もしも、そうでなければ、ある\(f (b_k)\)は残りのあるリニアコンビネーション(線形結合)である、\(f (b_k)\)を取り除き、もしも、残されたものたちがリニア(線形)にインディペンデント(独立)であれば、それが求めるもの; 等々と続く。もしも、何も残らなければ、\(f (V_1)\)は0ベクトルたちスペース(空間)である、それは、一種のベクトルたちスペース(空間)であり、完了である。これ以降は、そうでないと仮定しよう。

私たちは、あるリニア(線形)にインディペンデント(独立)なサブセット(部分集合)を持っている、しかし、\(\{b_1, b_2, . . ., b_d\}\)のインデックスを付け替えることにより、私たちは、\(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_r)\}\)がそのリニア(線形)にインディペンデント(独立)なサブセット(部分集合)であると言える。

ステップ3:

\(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_r)\}\)によってスパンされるスペース(空間)\(V\)が\(f (V_1)\)であることを見よう。

\(f (\sum_{j \in \{1, ..., d\}} c^j b_j) \in f (V_1)\)は任意のものであるとしよう。\(f (\sum_{j \in \{1, ..., d\}} c^j b_j) = \sum_{j \in \{1, ..., d\}}c^j f (b_j)\)、しかし、各\(r \lt j\)に対する\(f (b_j)\)は\(\{f (b_1), f (b_2), . . ., f (b_r)\}\)のリニアコンビネーション(線形結合)であるから、それは、\({\sum_{j \in \{1, ..., r\}}c'^j f (b_j)} \in V\)。したがって、\(f (V_1) \subseteq V\)。

\(\sum_{j \in \{1, ..., r\}} c'^j f (b_j) \in V\)は任意のものであるとしよう。\(\sum_{j \in \{1, ..., r\}} c'^j b_j \in V_1\)を取ろう。すると、\(f (\sum_{j \in \{1, ..., r\}} c'^j b_j) = \sum_{j \in \{1, ..., r\}} c'^j f (b_j)\)。したがって、\(V \subseteq f (V_1)\)。

したがって、\(f (V_1) = V\)。


参考資料


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