2024年3月31日日曜日

517: リニア(線形)マップ(写像)

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リニア(線形)マップ(写像)の定義

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、リニア(線形)マップ(写像)の定義を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\( F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\( V_1\): \(\in \{F\text{ 上方の全てのベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\( V_2\): \(\in \{F\text{ 上方の全てのベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(*f\): \(: V_1 \to V_2\)
//

コンディションたち:
\(\forall r_1, r_2 \in F, \forall v_1, v_2 \in V_1 (f (r_1 v_1 + r_2 v_2) = r_1 f (v_1) + r_2 f (v_2))\).
//


2: 自然言語記述


任意のフィールド(体)\(F\)、\(F\)上方の任意のベクトルたちスペース(空間)たち\(V_1, V_2\)に対して、以下を満たす任意のマップ(写像)\(f: V_1 \to V_2\)、つまり、任意の\(r_1, r_2 \in F\)および任意の\(v_1, v_2 \in V_1\)に対して、\(f (r_1 v_1 + r_2 v_2) = r_1 f (v_1) + r_2 f (v_2)\)


3: 注


\(V_1\)と\(V_2\)のフィールド(体)たちは同一でなければならない、\(r_1 f (v_1) + r_2 f (v_2)\)が意味をなすためには; \(V_2\)のフィールド(体)は\(V_1\)のそれのあるスーパセットでもよいという議論があるかもしれないが、そのケースを含む直近の必要性を私たちは見ない。例えば、コンプレックスナンバー(複素数)たちフィールド(体)は厳密にリアルナンバー(実数)たちフィールド(体)のスーパセットというわけではない(\(1 + 0 i \in \mathbb{C}\)と\(1 \in \mathbb{R}\)は厳密に同一ではない、スタンダードな定義たちによると: 直感的に言うと、\((1, 0)\)と\(1\)は同一ではない)、\(\mathbb{R}\)から\(\mathbb{C}\)の中へのカノニカル(自然な)マップ(写像)はあるものの。

\(0\)ベクトルは不可避に\(0\)ベクトルにマップされる、なぜなら、任意の\(v \in V_1\)に対して、\(f (0) = f (0 v) = 0 f (v) = 0\)。

任意のリニア(線形)マップ(写像)は、'ベクトルたちスペース(空間)たち'ホモモーフィズム(準同形写像)に他ならない。


参考資料


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