2023年3月12日日曜日

230: ユークリディアントポロジカルスペース(空間)に対して、ラショナル(有理)中心とラショナル(有理)半径を持った全てのオープンボール(開球)たちのセット(集合)はベーシス(基底)である

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ユークリディアントポロジカルスペース(空間)に対して、ラショナル(有理)中心とラショナル(有理)半径を持った全てのオープンボール(開球)たちのセット(集合)はベーシス(基底)であることの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のユークリディアントポロジカルスペース(空間)に対して、有理中心と有理半径を持った全てのオープンボール(開球)たちのセット(集合)はベーシス(基底)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のユークリディアントポロジカルスペース(空間)Rnに対して、有理中心と有理半径を持った全てのオープンボール(開球)たちのセット(集合)Bratはベーシス(基底)である。


2: 証明


任意のオープンセット(開集合)URnを取ろう。任意のユークリディアントポロジカルスペース(空間)上の任意のオープンセット(開集合)はある有理ポイントを持つという命題によって、ある有理ポイントpUがある。ユークリディアントポロジカルスペース(空間)の定義によって、あるオープンボール(開球)pBpϵUがある。しかし、ある有理数0<ϵϵがある、なぜなら、ϵの無限小数はある桁で切り捨てることができるから。したがって、以下を満たすオープンボール(開球)BpϵBrat、つまり、BpϵU、がある。トポロジカルスペース(空間)のベーシス(基底)の定義によって、Bratはベーシス(基底)である。


3: 注


Bratはカウンタブル(可算)である、有理数たちセット(集合)はカウンタブル(可算)であるから、任意のカウンタブル(可算)セット(集合)の任意のサブセット(部分集合)はカウンタブル(可算)であるという命題および任意の有限数のカウンタブル(可算)セット(集合)たちのプロダクトはカウンタブル(可算)であるという命題


参考資料


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