2024年3月3日日曜日

498: バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちの任意のサブセット(部分集合)たち間のマップ(写像)たちで対応するポイントたちにおいてローカルにディフェオモーフィックであるものたち、ここで、第1のマップ(写像)のコドメイン(余域)は第2のマップ(写像)のドメイン(定義域)のオープンサブセット(開部分集合)である、に対して、コンポジション(合成)はポイントにおいてローカルにディフェオモーフィックである

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バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちの任意のサブセット(部分集合)たち間のマップ(写像)たちで対応するポイントたちにおいてローカルにディフェオモーフィックであるものたち、ここで、第1のマップ(写像)のコドメイン(余域)は第2のマップ(写像)のドメイン(定義域)のオープンサブセット(開部分集合)である、に対して、コンポジション(合成)はポイントにおいてローカルにディフェオモーフィックであることの記述/証明

話題


About: バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のバウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちの任意のサブセット(部分集合)たち間の任意のマップ(写像)たちで対応するポイントたちにおいてローカルにディフェオモーフィックであるものたち、ここで、第1のマップ(写像)のコドメイン(余域)は第2のマップ(写像)のドメイン(定義域)のオープンサブセット(開部分集合)である、に対して、コンポジション(合成)は当該ポイントにおいてローカルにディフェオモーフィックであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意の(空かもしれない)バウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たち\(M_1, M_2, M_3\)、以下を満たす任意のサブセット(部分集合)たち\(S_1 \subseteq M_1, S_2, S'_2 \subseteq M_2, S_3 \subseteq M_3\)、つまり、\(S_2 \subseteq S'_2\)は\(S'_2\)のオープンサブセット(開部分集合)である、任意のポイント\(p \in S_1\)、以下を満たす任意のマップ(写像)たち\(f_1: S_1 \to S_2, f'_2: S'_2 \to S_3\)、つまり、\(f_1\)および\(f'_2\)は\(p\)および\(f_1 (p)\)においてローカルにディフェオモーフィックである、に対して、\(f'_2 \circ f_1: S_1 \to S_3\)は\(p\)においてローカルにディフェオモーフィックである。


2: 証明


\(f'_2\)のドメイン(定義域)リストリクション(制限)としての\(f_2: S_2 \to S_3\)\(f_1 (p)\)においてローカルにディフェオモーフィックである、任意のバウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちの任意のサブセット(部分集合)たち間の任意のマップ(写像)で任意のポイントにおいてローカルにディフェオモーフィックであるものに対して、ドメイン(定義域)の当該ポイントを包含する任意のオープンサブセット(開部分集合)についてのリストリクション(制限)は当該ポイントにおいてローカルにディフェオモーフィックであるという命題によって。

\(f'_2 \circ f_1 = f_2 \circ f_1\)であるので、私たちは、\(f_2 \circ f_1\)が\(p\)においてローカルにディフェオモーフィックであることを証明しよう、すると、\(f'_2 \circ f_1\)は\(p\)においてローカルにディフェオモーフィックであろう。

以下を満たす\(p\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_p \subseteq M_1\)および\(f_1 (p)\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{f_1 (p)} \subseteq M_2\)、つまり、\(f_1 \vert_{U_p \cap S_1}: U_p \cap S_1 \to U_{f_1 (p)} \cap S_2\)はディフェオモーフィズムである、がある。

以下を満たす\(f_1 (p)\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U'_{f_1 (p)} \subseteq M_2\)および\(f_2 \circ f_1 (p)\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{f_2 \circ f_1 (p)} \subseteq M_3\)、つまり、\(f_2 \vert_{U'_{f_1 (p)} \cap S_2}: U'_{f_1 (p)} \cap S_2 \to U_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap S_3\)はディフェオモーフィズムである、がある。

\(U_{f_1 (p)} \cap U'_{f_1 (p)} \subseteq M_2\)は\(M_2\)上でオープン(開)であり、\(U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2\)は\(U_{f_1 (p)} \cap S_2\)上でオープン(開)である、なぜなら、\(U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2 = U'_{f_1 (p)} \cap U_{f_1 (p)} \cap S_2\)、そして、同様に、\(U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2\)は\(U'_{f_1 (p)} \cap S_2\)上でオープン(開)である。

したがって、\((f_1 \vert_{U_p \cap S_1})^{-1} (U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2)\)は\(U_p \cap S_1\)上でオープン(開)である、したがって、\(= U'_p \cap U_p \cap S_1\)、ここで、\(U'_p \subseteq M_1\)は\(M_1\)のオープンサブセット(開部分集合)である。

同様に、\(f_2 \vert_{U'_{f_1 (p)} \cap S_2} (U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2)\)は\(U_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap S_3\)上でオープン(開)である、したがって、\(= U'_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap U_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap S_3\)、ここで、\(U'_{f_2 \circ f_1 (p)} \subseteq M_3\)は\(M_3\)のオープンサブセット(開部分集合)である。

すると、以下を満たす\(p\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U'_p \cap U_p \subseteq M_1\)および\(f_2 \circ f_1 (p)\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U'_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap U_{f_2 \circ f_1 (p)}\)、つまり、\(f_2 \circ f_1 \vert_{U'_p \cap U_p \cap S_1}: U'_p \cap U_p \cap S_1 \to U'_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap U_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap S_3\)はディフェオモーフィズムである、がある、なぜなら、\(f_1 \vert_{U_p \cap S_1} \vert_{U'_p \cap U_p \cap S_1}: U'_p \cap U_p \cap S_1 \to U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2\)はディフェオモーフィックであり、\(f_2 \vert_{U'_{f_1 (p)} \cap S_2} \vert_{U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2}: U_{f_1 (p)} \cap S_2 \cap U'_{f_1 (p)} \cap S_2 \to U'_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap U_{f_2 \circ f_1 (p)} \cap S_3\)はディフェオモーフィックである、バウンダリー(境界)付き任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちの任意のサブセット(部分集合)たち間の任意のマップ(写像)で任意のポイントにおいて\(C^k\)であるもの、ここで、\(k\)は\(\infty\)を含む、に対して、当該ポイントを包含する任意のドメイン(定義域)についてのリストリクション(制限)は当該ポイントにおいて\(C^k\)であるという命題および任意のバウンダリー(境界)付き\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちの任意のサブセット(部分集合)たち間の任意のマップ(写像)で任意のポイントにおいて\(C^k\)であるもの、ここで、\(k\)は\(\infty\)を含む、に対して、レンジ(値域)を包含する任意のコドメイン(余域)についてのリストリクション(制限)またはエクスパンション(拡張)は当該ポイントにおいて\(C^k\)であるという命題によって、そして、バウンダリー(境界)付き任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちの任意のサブセット(部分集合)たち間の任意のマップ(写像)たちで対応するポイントたちにおいて\(C^k\)であるものたち、ここで、\(k\)は\(\infty\)を含む、に対して、コンポジション(合成)はポイントにおいて\(C^k\)であるという命題が適用される。


参考資料


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